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アイデアを事業化する その2

アイデアを事業化する その2

 

 

行政書士として開業する場合、皆さんそれぞれが、様々な想いをもってスタートラインに立っていることでしょう。

おそらく共通する想いとして、「誰かの役に立ちたい!」「社会貢献をしたい!」というものが挙げられるはずです。この想いのない行政書士はいないと言っても過言ではないでしょう。

実はこの「誰かの役に立ちたい!」は、ビジネスの本質をついた、とても大事な考え方なのです。

 

ビジネスとは、誰かを助けること

 

世の中には様々な商品・サービスが溢れていますが、これを購入する理由は、たった2つだと言われています。

 

1つは「快楽を手に入れたい」という理由です。

美味しいものを食べたい、あの人と同じものが欲しい、のんびり旅行したい。

これはすべて、快楽を手に入れたいという気持ちに繋がるでしょう。この気持ちが強ければ強いほど、実際の購買に繋がります。

いつかハワイに行きたいな~くらいの気持ちでは、実際にはネットで検索する程度で、旅行会社への問合せまでには繋がりません。休みや予算などに折り合いがつき、更には一緒に行く相手が見つかって、ようやく実現するのがハワイ旅行なのかもしれません。

つまり、実際の購買にすぐに繋げるためには、手に届きやすいものであることも大切な条件になりそうです。これが「快楽を手に入れたい」人への商品作りのヒントにもなるはずです。

 

もう1つの理由は、「苦痛から逃れたい」というものです。

実はこちらの方が、より購買に繋がりやすく、商品・サービス作りの際に注目したい理由なのです。

 

例えば今話題になっている傾いたマンション。住民たちの苦痛を考えると、普通の生活が出来なくなっていても不思議ではありません。一日でも早く解決したいでしょうし、前例を調べて、自分たちがどれくらいの補償を受けられるのか、本当にマンションの建て替えなんてあるのか、その場合、どれくらいの時間がかかるのか、施工管理会社の説明など待てず、ネットで調べたり、別の施工会社に問合せをしたりしている方もたくさんいると思います。

これは、自分だったらどうするだろうと考えることで、ある程度想像もつくはずです。

 

ところがこういう場合、思いもよらないものが売れたりする場合もあります。

風が吹くと桶屋が儲かるという小噺もありますが、あれと同じ現象はいつでも起こります。

住民たちの苦痛がどんなものか、生活環境がどんなものかを知ることで、「苦痛を取り除く」商品・サービスが開発出来れば、傾いていないマンションで暮らす人たちにまで、その購買欲を波及することが出来るかもしれません。

 

苦痛を取り除く商品・サービスは、お客様の悩みを解決するものとして、高額であっても購買に繋がる可能性があります。

ここをしっかり考えて行くことが、売上に繋がる商品・サービス作りの第一歩となるでしょう。

 

「快楽を手に入れる」ためのハワイは後回しになりますが、「苦痛から逃れる」ためのハワイであれば、すぐに購買に繋がる可能性もあります。

 

例えば、ハワイでしか出来ない癌の治療法が見つかったとか、ハワイだからこそ出来る心の癒し方など、「苦痛」にフォーカスすることで、後回しにしていたものが、グッと今すぐ手に入れたい商品に変わるのです。

つまり、商品・サービスを作る時に「苦痛」や「悩み」にフォーカスすることは、とても大事なポイントです。ここはしっかり押さえておきましょう。

 

 

アイデアはすぐに記録しよう

 

こうやって「快楽」「苦痛」「ハワイ」というワードを見ただけで、おそらく皆さんの頭の中にも、それぞれのアイデアがうっすらと浮かんでいるはずです。1人で考えていたら浮かばないアイデアが、何かを見たり、聞いたり、読んだりすることで、脳が刺激され新しい発想が湧いてくるのです。

 

ところが人間は、すぐに忘れてしまう生き物です。

一日にあったことの8割は忘れてしまうそうですから、ほとんどのことを忘れてしまっているのです。

ぼんやり浮かんだアイデアがあったら、すぐに記録しておきましょう。そして出来れば、一週間に一度でも構いませんので、アイデアを深める時間を取ってみましょう。これにより、具体的な事業になることもあるでしょう。

 

アイデアを記録するのは、スマホやPCで共有出来るエバーノートのようなものでもいいですし、手書きのノートでもいいでしょう。

すぐに取り出せて、すぐに記録出来るものが一番です。

 

そしてそのアイデアを事業化するために、今日は「アイデアの事業化準備シート」をご紹介します。

 

これは私が作った本当に簡単なメモのようなものです。サンプルを参考にしてもらい、単なるアイデアを事業に出来る形に広げて行ってください。

基準としては、人に話して内容が分かってもらえるくらい具体的に書いてみましょう。その商品・サービスが1枚のチラシやパンフレットになることが望ましい姿です。うまくチラシにならなければ、何かが足りないということです。

 

アイデアの事業化準備シート (印刷またはファイル保存して使ってください)

 

アイデアの事業化準備シート サンプル事例

アイデアの事業化サンプル1

 

これは、私が毎月実施しているセミナー「知ってあんしん!遺言教室」の最初のアイデアをまとめたものです。

まずはこの程度で大丈夫ですので、いくつかアイデアを事業にして行けるようまとめてみましょう。

どの部分でお金をいただくのか、そこが分かるようにすることも大切ですね。

 

自分がいなくても出来るのが事業

 

事業化の最終地点は、自分がいなくても回って行く形にすることです。

行政書士が1人で回せる売上は、年間1,200万円くらいと言われています。それ以上の売上を上げたい場合、やはり人や雇ったり、外注に出したり、法人化する必要が出て来るようです。

そこまでを見越して事業を作る経営者の目があれば、行政書士の「業務」を「事業」にして、拡大することが可能になります。

その最初の一歩として、アイデアから事業を創り出す習慣を付けて行きましょう。