雇われない、雇わない生き方
幸せな人を増やしたいから、雇わない
売上を伸ばす=人を雇う、なのか?
私が独立した大きなキッカケは、目標にしていたはずの管理職を目の前にして、それに魅力を感じなかったことです。
提示された管理職の給料は、男性管理職のそれとは違っていました。
そもそも中途採用の女性が管理職になるなんて、会社始まって以来のことだと、トップの方からメールもいただきました。
こんなにも女性の地位って低いのかと、ちょっと笑えました。
心の中でちょっと笑いながらお断りして、退職を選びました。
一週間、毎日会議室に軽く軟禁され、引き止めにあいましたが、無事退職し、開業し、こうして3年が過ぎようとしています。
会社の嫌な部分は、周りの人たちがどんどんリストラされていく中で、たくさん見てきました。
雇われるというのは、全然安定ではないし、幸せな生き方ではないと感じました。
世の中のすべての人が独立できる力を持てば、独立できるという自信を持てば、もっと色々な生き方を選べる幸せな世の中になると私は思っています。
だから、起業したい人を応援していますし、独立したい人がもっと増える世の中にしたいと考えています。
まずは自分が売上を作ることで、その方法を周りに伝えたいと考えていますが、売上を伸ばすとよくこんなことを言われます。
「1人じゃ無理でしょう?誰か雇わないんですか?」
こんなことも言われます。
「私を雇ってもらえませんか?」
私は雇わないと決めています。
雇われる生き方から開放されて自由に生きて欲しいから、私が雇うのは違うと思うんです。
それに、売上を伸ばすには人を雇うしかないとは思えないからです。
客数、単価、リピート率、どれかを上げれば売上は伸びる
売上は客数✕単価✕リピート率と、簡単な式で表すことができます。
要素はたったの3つ。
だから、売上を伸ばすためには、3つのうちのどれかを上げればいいだけなんです。
人を雇わなくても、自分1人でできる方法はいくらでもあると思います。
極端な話、単価1000万の商品を年に1つ売れば、年商1000万は達成するわけです。
それを作れるか作れないか、作ったとして、それが売れるか売れないか、それだけの話です。
Webサイト上で月に3万円の売上を作るのがやっとであれば、同じように3万円売り上げるWebサイトを2つ、3つと、増やしていけば売上も増えるはずです。
時間は多少かかりますが、1人でコツコツやって売上を伸ばす方法は色々あるのです。
売上を伸ばす、売上目標を達成するというのは、結構単純な話だと思います。
箱を作って人を雇えば売上が増えるのかと言えば、それはもう、売上の要素とどう関係してくるのかが分からないことには答えが出ません。
自分の売上を伸ばす手助けとして人を雇うより、売上を伸ばす手助けをしてくれるWebサイト制作をサポートすることが、私の役割かなと思います。
私の売上も伸びて、そのWebサイトが人の売上にもつながるのですから、こんな嬉しいことはありません。
雇うのではなく、協力者を見つけるという考え方
もちろん、1人よりも誰かと一緒に行った方がいい仕事もあると思います。
その場合は、提携などの形でお互いに協力できる人を見つけます。
この時も、独立している人を対象としているため、お互いの独立を応援するような形になります。
もちろん、雇うことを否定しているわけではありません。
私の方針として、雇われない、雇わない生き方を挙げているだけです。
一般的に雇用の創出は、経済的に意味のあるものとして推奨されていますし、従業員がいる会社は規模が大きいとみなされます。
それはメジャーな考え方ですし、実際に事業を大きくしている会社は従業員がいる場合が圧倒的に多いでしょう。
雇いたい、雇われたいと考えるのは、とても一般的な考え方だと思います。
それが少しずつ変わらないかなというのが、私の想いです。
自分の力で稼げる幸せな人が、もっともっと増えて行くことが、私の願いです。