魔法のコンパス 道なき道の歩き方

読んでおきたい本

まだない何かを売る方法

今日は、お笑い芸人でありながら、先日絵本の個展を開いた西野亮廣さんの本をご紹介します。
個展の様子についてもお伝えします。

きっかけはクラウドファンディングを知ったこと

お笑い好きを公言している私ですが、正直、キングコングの西野さんは嫌いでした。
西野さんを嫌いなのは私だけではなく、彼はお笑い芸人の中で、表向き一二を争う嫌われ者です。

それなのに、11月に約一ヶ月間開催されていた彼の個展に何度も出向いたり、こうやって本を紹介しているのは、9月に知ったクラウドファンディングがきっかけでした。
<個展会場>
プペル展

<41枚の絵が展示されていて、すべて光っています>

プペル展絵01
プペル展絵02
西野さんのクラウドファンディングに参加した話は、9月にブログに書きました。
有名人に学ぶクラウドファンディングで売る方法

マーケティングに興味がある私にとって、クラウドファンディングを資金集めではなく、商品を売るために使うという方法が、新しいと思いました。
もちろん、有名人だからできるということもありますが、規模は追いつけないまでも、一般人にも応用できる方法だと思います
これをきっかけに、西野さんのブログやFacebookをフォローするようになり、読んで見ると、嫌い半分、学び半分、納得する話がとても多いことに気付きました。

向かい風を追い風にできるから、あれだけポジティブなのか

西野さんが叩かれ出したのは、テレビから少し離れた時、10年位前からです。
人と違うことをしようと思ったのかなと私は理解していたのですが、彼いわく、「自分にとって一番便利なものを取り除くことで、別の才能が大きく伸びるんじゃないか」と考えたそうで、当時彼にとって一番便利だったものが、テレビだったそうです。
そこから、それほど得意とは言えない絵に挑戦して、何年もかけて一冊の絵本を書き上げるという作業を始めます。

今回個展を開いたのも、簡単に言ってしまえば、新しい絵本の販促です。
この個展を無料で開催したいという名目でクラウドファンディングを立ち上げるのですが、リターンが絵本。
もちろん、サイン入りだったり、似顔絵を書いてくれたり、お礼の電話が来るというようなオプション付きです。

この発想、アイデアの基になった考え方や行動、絵本作りについて、詳細に書かれているのが「魔法のコンパス」なのです。

第一章から「向かい風はチャンス」という話が始まっていますが、これだけ長い期間嫌われ者を続けていながら、いまだポジティブなのは、この考え方からなのかと知りました。
私も人と違うことをして、新しい仕事の形を作りたいと日頃から考えていますが、こんな名もない人間でも裏で表で叩かれることがあって、少し前は凹むこともありました。
やってみたいけど、表に出すのが怖いなと思うアイデアも、実はたくさんあります。
これを乗り越えないと、新しいことはできないのでしょう。

お金の話には共感部分が多く、シンクロニシティまで

驚いたのは、最近繰り返し読んだ藤原和博さんの「稼ぎたければレアカードになれ」に書いてあったことが、この本の中にも登場したのです。
もちろん、藤原和博さんの紹介と共に。

100分の1の人間になるのはそう難しくないけど、さらに別の何かで100分の1になることで、100✕100で、1万分の1になる。
これにまったく違う方向にある何かをかけ合わせ、100✕100✕100で100万分の1。
これくらいのレアカードにならないと生き残れない、という話です。
これは意識しておきたい掛け算です。

また、情報にお金を払うことで、何となくではなく、意識して情報を自分のものにできるようになる、という話にも共感しました。
私もそうしているからです。
無料で利用できるサービスには、有料コースが設置されているものです。
これを利用することで、無料とは違う世界が広がって来ます。
そのためにも売上を伸ばし、自己投資できる状況を作る必要があるでしょう。

「人は冒険しない」からこそ売れるものもある

人間は脳の構造からも保守的にできています。
安全な場所に留まっていることが、命を守ることなのです。
だから基本的に、知らない人は信用しないし、分からないものは買いません。
「人は冒険しない」のです。

それなのに、フェスが流行り、パンケーキに行列ができ、テレビで取り上げられたレストランは予約が取れません。
これを「ネタバレの確認作業」と、この本では表現しています。
「人は冒険しない」ので、テレビやSNSで見た場所やモノを求めて、どんなものか確認しに行くというのです。

そこで今回の西野さんの個展も、写真OK、拡散OK、本人もちょくちょく会場に現れては、時間が許す限り、サインに握手、クラウドファンディングのオプションである似顔絵を描き続けていました。
会場ではみんなが写真撮影し、それが拡散され、連日賑わっていたようです。
(私は5回くらい会場に行きましたが、平日の14時くらいにも関わらず、老若男女がひしめいていました)

なるほど、確かに「そうだ、京都、行こう」のCMにしても、あの赤い紅葉が見たくなって、カメラを買って行ったなー。
原作を知っているからこそ楽しめる映画もある。
確認作業の中で手に入れる、自分なりの発見が楽しいのだな、きっと。

そして、次に来るものは何か

ここからは、ぜひこの本を手にとって読んでいただきたい。
これから先売れるものは何か、SNSで一万人を網にかけるよりも効果的な方法は何か、好きなことを仕事にするために大切なことは何か。
最後の章には、未来の話が書いてあります。
西野さんは好きじゃなかったけど、ここに書いてある1つ1つに、学ぶべきものがあると感じています。

さて、私が参加したグラウドファンディングのオプションは、ブス似顔絵でした。
個展の会場で、西野さんにブスな似顔絵を描いてもらうという、変わったオプションです。
実は「ブス」な似顔絵にも理由があったことが、この本を読んで分かりました。
想像していた以上に戦略家だった西野さん。
会場で撮ってもらった写真と、ブス似顔絵を載せておきます。
西野さん、少しだけ好きになりました。
ニシノアキヒロ
ブス似顔絵

人気記事行政書士が仕事につなげるホームページを作る方法

人気記事年商1,000万行政書士事務所のつくり方