行政書士開業で手に入れた43のリスト 02家族を巻き込む

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リスト02 開業6ヶ月前

開業準備に家族を巻き込む

1月末の行政書士試験合格発表の後、2月、3月には、資格専門学校で無料の実務家講演が開催されます。
もちろんこれには理由があって、一般的には、各資格専門学校で開講される実務開業講座の宣伝が目的です。

実際に開業している行政書士の話を聞き、自分も開業しようかな、でも、どうやって仕事をこなしたらいいか分からないな、そうだ、実務開業講座で勉強しよう、という流れを学校は期待しています。
この流れに乗るか乗らないかは別として、こういったイベントには積極的に参加することをお勧めします。

私はこの実務家講演には、予定が合う限り参加しました。
講演をする実務家、つまり、すでに開業している行政書士の選定基準は分かりませんが、開業年数、専門等、様々な方のお話を聞く良い機会になりました。

実務家講演に参加して、実際に開業している行政書士の話を聞いて、気付いたことがいくつかあります。
まず、行政書士の仕事の幅がとても広いということ。

何千とも何万とも言われる許認可だけでも、行政書士業務の幅の広さが分かると思いますが、その許認可に別の業務を加えることで、ただの役所での申請手続きをする仕事ではなくなります。
試験勉強時にはイメージできなかった行政書士の実際の姿が、何人かの行政書士の話を聞くことで、具体的にイメージできるようになりました。

また、話を聞いていると、売上が何となく想像できました。
講演では、開業何年目で、どこに事務所を持ち、何の業務をメインにやっている、というような話が中心で、売上について言及する行政書士はいませんでしたが、それでも、メイン業務と忙しさと見た目で、何となく想像がつきます。人の想像力って、スゴイんです。
実際に活動している行政書士を見る、会う、話を聞くというのは、開業前にぜひやっておくといいです。
そして、少しでも良いイメージが湧いたら、それは開業へのゴーサインだと思います。

さて、私はこの実務家講演に、夫と一緒に参加しました。目的は2つ。

1つは、私とはまったく違い、かなり保守的な夫に行政書士の現実を見極めてほしかったのです。
実はこの時、私はまだ開業時期には迷いがありました。
正直、会社をすぐに辞めて開業しようとは思っていなかったのです。

そこで、私の収入が減ると一番困る夫に、行政書士として開業することについて、客観的に、冷静に判断してほしいと思いました。

もう1つは、一緒に講演を聞きに来ている合格者たちと私を比較してもらい、行政書士として開業した場合、抜きん出ることが可能かどうか、これも客観的に判断してほしいと考えました。
夫はかなり保守的で、私に対しても厳しい判断をするタイプなので、適任だったのです。

うちの夫婦は、お互いに経済的に独立していて、サラリーマン時代は、私の給料の方が上でした。
それは夫にとって結婚相手の条件のようなところがあったので、成功が見えない開業を良しとするはずがありません。実務家講演には喜んでついて来てくれました。

実務家の話を聞くと、まず2人の間で話題となるのが、講演した行政書士が、どれくらい稼いでいるかの予想でした。売上は切実な問題なので、まずは「さっきの行政書士、年商いくらだと思う?」という話になります。そして驚いたことに、2人の予想は、いつもだいたい同じでした。つまり、話を聞いて、その人を見れば、何となく売上が予想できるということです。売上は隠せません。

そして、参加者の見た目にも、色々なことが表れていました。

たまたまかもしれませんが、私が参加した講演会に来ていたのは、黒っぽい服の暗めの男性がほとんどでした。ちょっと暗い感じで、話しかけたくなるような人がいなかったのです。
夫も同じことを考えたようで、この中で誰に相談したいかと聞かれたら、私だと言いました。この言葉が自信となり、少しずつ開業に気持ちが傾いていったと思います。

その時にはあまり考えていませんでしたが、開業すると、家族の協力はとても重要です。家族が反対していたり、協力してくれなかった場合、上手く行くものも行かなくなります。
開業前に行政書士の世界を一緒に覗きに行ったのは、本当に良かったと思います。

もし、これから開業するのであれば、家族を巻き込んで開業準備をすることをお勧めします。開業するのは自分自身ですが、それは決して自分だけの問題ではありません。家族のバックアップを得て開業できるよう、そして、開業後も応援してもらえるよう、開業前から意識していきましょう。

 

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