行政書士開業で手に入れた43のリスト 13会社は想いの実現のために創るもの

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会社は想いの実現のために創るもの

開業して半年になる頃、ITエンジニアとしてフリーランスで活動していた夫から、会社を作りたいという話が持ち上がりました。
夫は以前正社員として働いていた会社を辞めたものの、1ヶ月しないうちに同じ仕事で呼び戻され、フリーランスとして働いていました。
辞めたい辞めたいと言っていた仕事をやっと辞めたにも関わらず、また同じ職場で同じ仕事をする気になったのは、単価が上がったからです。同じ仕事をして、もらえるお金が上がるのであれば、もう少し続けてもいいかなと、夫は考えたようです。

職場は、割と大きな企業で、フリーランスで入り込むためには、システム開発会社を通す必要がありました。
大きな企業では、ITエンジニアは対個人の契約ができず、対法人の業務委託契約が一般的です。仕事は取引先のシステム開発会社に委託され、フリーランスのエンジニアは、そのシステム開発会社と契約し、仕事に就きます。

この場合、仕事を委託する企業は、委託料をシステム開発会社に支払い、エンジニアは、そのシステム開発会社から報酬を得ることになります。
つまり、企業がその仕事に月100万を支払った場合、実際に仕事をしたエンジニアに支払われる報酬は、間に入ったシステム会社が20%の手数料を引く場合、80万になります。

システム開発の世界では、これが一般的に行われていて、間に1社ということは少なく、2社、3社、時には6社、7社が入っているというのも、よくあることです。間に会社が入れば入るほど、当然、エンジニアが手にする報酬は減ります。企業が月100万支払う仕事でも、エンジニアには10万しか入らないこともあるのです。
この「中間搾取」を無くそう!というのが、私たちが作った会社、office tomoの目的です。

夫が会社を作りたいと言った理由は、株式会社を作り、職場である企業との直接取引を目論んでのことでした。
もちろん、取引先に入ることが、簡単ではないことは分かっていましたが、直接の取引先に入れば、これまでのようは手数料を引かれることがなくなるのです。
エンジニアたちに、office tomoを通して仕事をしてもらうことで、同じ仕事のまま、報酬を上げることができますし、企業に請求する委託料を他社よりも値下げすれば、企業側にも、エンジニア側にも、プラスになる話です。

作ったばかりの役員3名の会社が、大きな企業の取引先になるなんて、無理に決まってる、と諦めずに、夫と私、そして、私の事務所のWebサイトを作ってくれたITエンジニアの3人で、株式会社office tomoを設立しました。
それまで、起業支援の一環として、会社設立をしたいと考えていた私ですが、フリーランスという個人事業が、株式会社を作る理由、目的を、自分たちの会社を作ることで体感できました。

会社を作れば信用ができるのかというと、決してそんなことはありません。
会社は法人という一人格で、それこそ生まれたばかりで実績がない場合、個人より信用がないと言っても過言ではありません。
クレジットカードもなかなか作れませんし、銀行口座を開設するのも大変という会社もあります。
個人の方が、それまでの経歴や人脈を生かせる分、信用してもらいやすいのです。

ところが、やはり大きな企業との取引は、法人でないとできない場合もあります。
私たちの会社、株式会社office tomoは、結局半年後に、念願叶って元々職場であった企業の取引先となり、企業から直接売上を得ることができるようになりました。
もちろんそれは、ただ単に株式会社を設立したからできたことではなく、そこに実力や実績、経験のあるエンジニアがいたからだと思います。
そして、「中間搾取」を無くしたいという、共通の想いがあったことで、3人の夢の実現につながったのです。

会社を作るというのは、想いや夢の実現なのだと、私は思います。
想いを実現する自分たちの会社を創った経験は、その後の「会社設立業務」に大きく生かされています。

 

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