初めての支部
支部長への挨拶はマナーと言われています。
開業したら
自分が所属する支部の支部長へ
挨拶に行くのが常識というのは、
県の行政書士会の入会時に聞きました。
まずは電話をかけ、
その後、
事務所に挨拶に行くというのが一般的のようです。
私も開業翌日に支部長へ電話を入れ、
挨拶に伺う日程を問合せました。
すると、
2日後に開催される
地元の士業合同セミナーに参加するよう勧められました。
セミナーには支部の役員のほとんどが参加するため、
まとめて挨拶することが出来ると聞き、
そのセミナーへの参加を決めました。
士業合同セミナーというのは、
市内の5士業が年1回集まり、セミナーを受講し、
懇親会に流れ込むというイベントでした。
ここで私は、支部長を始め、
地元の支部会の役員の先生方の他に、
他士業の先生方と出会うことになります。
印象的だったのは、社労士の先生には女性が多く、
皆さんとても優しく、感じが良いということでした。
数名の社労士さんとは、その後も食事をしたり、
セミナーに一緒に参加するなど、
気楽にお付き合い出来るようになりました。
これは、相手が他士業ということも
原因しているのかもしれません。
懇親会では、
同業の行政書士の先生とも、
たくさん名刺交換をしました。
地元にどんな先生がいるのかまったく知りませんでしたが、
1人だけブログを書いている先生の名前を知っていて、
その方とお話出来た時は嬉しかったです。
その先生の仕事にも興味があったので、
一度会っていただく約束も出来ました。
開業してまだ1、2年の先生とお話をすると、
仕事はほとんどしていないというお話でした。
さらに驚いたのは、
「仕事の話があっても、
まだ出来る自信がないから受けられない」
と、話す方が何人もいたことです。
つまり、こういうことでした。
「近所のおばあちゃんから
後見をお願いしたいって言われたけど、
自分にちゃんと務まる自信がないから、
何度も言われてるんだけど、
受けられないのよね、、、」
と言って、
ベテランの先生を紹介するわけでもないようでした。
その場の誰もが、
その発言に疑問を持つ様子もなく、
現場の雰囲気を知るいい機会となりました。
まだ仕事を受ける自信がないのですから、
当然Webサイトも持っていません。
この時私は、
士業にはまだまだWebサイトを持つことが
常識にはなっていないことを知ります。
「もしかしたら
Webサイト制作が事業になるかもしれない!」
それは、その後長く関わることになる
重要なアイデアが浮かんだ瞬間でした。