初めての講演依頼
開業2週目 2013年9月8日~9月14日
9月8日
事業計画関連の本を読む
コラムの書き方を調べる
9月9日
事務所用シャチハタスタンプ発注
お花の御礼状
18時から社労士さんと打合せ
9月10日
創業融資セミナー&懇親会
同期合格者とランチ
9月11日
昨日名刺交換した方にハガキ
近隣の会社の所長と名刺交換
18時30分から戸籍セミナー
9月12日
来客
19時から大学院の講義参加
9月13日
夕方から江東区の税理士事務所訪問
9月14日
14時から伊藤塾イベント(合格体験スピーチ)&懇親会
それは開業2週目のことでした。
大手法律系資格学校の
OBOG会主催の女性イベントのお知らせがあり、
その中で話をして欲しいという依頼を受けました。
イベントの主宰者は同じ年度の行政書士試験合格者で、
女性受験者たちを集めて
合格者が応援メッセージを伝えようという主旨でした。
行政書士受験生向けにブログを書いていた私にとって、
この機会を断る理由がありません。
ブログ以外の露出は願ってもないチャンスです。
2つ返事で受け、
自分が模試で合格点を取れなかった経験を話し、
それでも合格出来るという話をしようと決めました。
応援メッセージとしては、最適じゃないかと感じました。
このイベントは、
その後とても重要な位置付けとなるのですが、
その当時の私には、知る由もありません。
かなり気楽に考え、
人前で話せることに、ただただワクワクしていました。
さてこのイベント、
私は何故声をかけてもらえたのでしょうか。
実はこの専門学校で、私は模試しか受けていません。
それでも合格祝賀会の誘いのハガキが届いたため、
知り合いを増やす目的で参加しました。
知らない人ばかりの中、
社交的でもないのに出来るだけ積極的に話しかけ、
開業準備の様子などを合格者に聞いて回りました。
この日は2次会にまで参加し、
資格学校の講師や
スタッフの方ともお話することが出来ました。
この時お話した中の1人が
今回の女性イベントの開催を企画し、
私と話をしたことを覚えていてくれて、
声をかけてくれたのでした。
イベントは10日後。
せっかくのイベントですから、
Webサイトやブログでは、少し大袈裟に告知しました。
「大手法律系資格学校の女性イベントで、
行政書士試験受験生の前でお話をします!」と。
嘘は1つもありませんが、
伝わり方には予想以上にインパクトがありました。
「早速ご活躍ですね!知り合いとして鼻が高いです」
というメールをいただくなど、
人前で話をすることが、
どれだけインパクトがあるのかを知りました。
さて、イベント当日。
集まった受験生は30名くらいでしょうか。
同じ女性の合格体験記が聴けるということで、
皆さん興味津々で聴いてくれました。
聴き手の態度が話し手に影響するという体験は
初めてのことでした。
聴き手があまりに真剣で、実はかなり緊張しました。
後にも先にも、人前で話をしてあれ程緊張したのは、
あの時が初めてです。
それを気付かれまいとしたこともあり、
何を話したのか、どれくらい話したのか、
実はよく覚えていません。
ただ、予想以上に受けていました。
私はイベントが開催された資格学校の模試を2回受け、
両方とも100点しか取れなかったのです。
合格点は180点。
とても足りないにも関わらず、
私は精神的に凹むこともなく、
本番で192点を取って合格しました。
その話が、会場全員を驚かせ、
聴き手の表情が変化しているのが、
話している私には良く分かりました。
後から聞いたところ、
緊張して話していることが分からなかったどころか、
エピソードが
印象に残ったという感想しかありませんでした。
おそらく自己開示が良かったのでしょう。
人はマイナスの後に
プラスになった話を好む傾向があるのです。
完璧ではない私が最終的に上手く行った話は、
集まった受験生に勇気を与えたようです。
受験生だけでなく、
イベント主催者や合格者に対しても印象を残せたことが、
その後、仕事にも繋がって行きます。
但し、仕事に繋がるのは、1年以上先のことでした。
このイベントの1年5か月後、
私はこの大手法律系資格学校の
実務家向け講座の講師として、
迎え入れられることになるのです。
講師として迎え入れていただけたのは、
他にも理由がありますが、
このイベントが1つのきっかけになったことは
間違いないでしょう。