開業16週目 2013年12月15日~12月21日

創業融資専門サイトと無料レポートを作成する

 

12月15日
オフ

12月16日
セミナー準備

12月17日
資金調達勉強会

12月18日
レポート作成

12月19日
レポート作成

12月20日
打合せ

12月21日
IT相談会

 

 

専門を作りたい!仕事を取りたい!と、
焦っていました。

今思うと、開業して3ヶ月の行政書士が
専門を決めて仕事を取るのは、
ちょっと難しいことだと分かりますが、
その頃は真剣に焦り、悩んでいました。

開業直後の9月に参加したセミナーで
講師をしていた方から、
9月下旬に開催される交流会に誘っていただき、
11月には、
その方が主宰する資金調達の会に入会、
毎月補助金助成金や、
中小企業に対する政府の動きに関する情報をいただき、
勉強会にも毎月のように参加していました。

15年のベテランの方ですが、
少しも驕ることなく、誰に対しても謙虚で、
開業したてなのに、生意気に

「1000万円稼ぎたいんです!!」

と言う私に、その都度アドバイスをくれました。

「無料レポートを作成し、配布する」というのも、
その方からのアドバイスの1つでした。

私はその頃勉強していた創業融資、
とりわけ公庫からの創業融資について、
起業開業を考えている方向けに、
無料レポートを作成することにしました。
ベテランの先生からアドバイスをいただけるので、
鬼に金棒です。

本当に軽い気持ちで書き出しました。

ところが、完成までは道のりは、
考えていたよりも大変なものでした。

レポートは「公庫から無担保無保証で
300万円の融資を受ける」前提で書きました。
公庫から融資を受ける際の注意点について、
ポイントを絞って書くことにしたのです。

公庫のページを調べ、
資金調達セミナーで勉強したことを参考に、
A4で14枚のレポートを作成しました。

ポイントごとに注意点をまとめ、
ターゲットも女性起業家に絞り、
女性ならではの事業の作り方や、
注意点についても書きました。

初めて書いた割には、
まあまあのものが書けたのではないかと、
その時は思っていました。

書き上がったのは、年明けすぐのことでした。

レポートをベテランの先生に見ていただき、
アドバイスをもらうと、
書き加えることが
まだまだたくさんあることに気づきました。

アドバイスの中で一番指摘を受けたのは、
説明をもっと分かりやすく、
具体的な例を出して書く、
ということです。

つまり、私の経験の無さが露呈した形となりました。

そんな表面的なレポートに対して、
「もっと上山さんの想いを前面に出してもいいと思いますよ!」
というアドバイスもいただきました。

でも、その時の私にはピンと来なくて、
そこからレポートが仕上がるまでの10日間は、
かなり悩みました。

どう書いたら分かりやすくなるのか、
読む人はどんなことを知りたいと思っているのか、
どんな具体例を入れたら響くのか、
考え、調べ、読み直し、何度も何度も修正を加えました。

最終的にこのレポートは、
A4で31枚のレポートとなり、
配信開始準備を進めることになりました。

ところが、このレポートの配信は、
すぐには始めませんでした。

レポートが仕上がった頃、
創業補助金が実施されることが決まり、
先に創業補助金の無料レポートを配信した方が
インパクトがあると感じたからです。

創業補助金の仕事を取ろうと考えた私は、
同時にWebサイトの作成も始めました。

Webサイトの基本は、
1つのサイトに1つのキーワードです。
創業補助金と創業融資のサイトを
新しく作ろうと考えました。

創業融資や創業補助金を考えている人を
Webサイトに誘導し、
無料レポートを請求してもらう。

そこでメールアドレスを取得し、
メルマガによる情報発信などをする中で
有料セミナーに参加してもらったり、
無料相談を経て依頼に繋げる。
これがWeb集客の一般的な流れです。

まずはターゲットの悩みに答え
必要な情報を与えるWebサイトを作る。
この作業は、とても時間がかかるもので、
1人で事務所を切り盛りしている行政書士には
なかなか難しいものがあります。

それならば逆に、
充実したWebサイトを作ることで
同業者に差をつけることが出来るのです。

時間を取られ、焦る気持ちも出て来ますが、
1年目からしっかりしたWebサイトを作ることは
士業には重要な作業だと感じています。

当然のことですが、時間はいつでも流れています。
私が創業融資から創業補助金に切り替えたように、
タイミングや旬を逃さないアンテナを持つことが、
情報を武器に仕事をする行政書士にとって、
重要と言えるでしょう。

一気に融資・補助金にはまる中、
融資と会社設立の話が舞い込んで来たのは
年の瀬も近い日のことでした。

 

 

 

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