エンジニアと会社を設立する

開業25週目 2014年2月16日~2月22日

 

2月16日
地元の創業イベント参加

 

2月17日
雪のため定款延期

 

2月18日
起業を目指す女性と食事

 

2月19日
生保の男性来所

 

2月20日・21日
セミナー準備

 

2月22日
女性起業家向けセミナー開催

 

 

行政書士事務所立ち上げの際、
OAフロアやプロジェクターとスクリーンの設置、
事務所内のすべての機器を
スマホからリモコン操作できるよう設定と、
様々な知識を駆使して
便利な環境を整えてくれた2人のエンジニア。

この2人とは、
もともと職場となる母体が同じでした。

私が派遣スタッフを扱う仕事で
ほぼすべての部署や
関連会社と関わりがあったため、
ある時、偶然が重なり、知り合うことになりました。

自分とは異なる専門知識を持った人間が
仕事上のパートナーとなった時、
そこには思いもよらない大きな力が働きます。

2人がいたからこそできたことが
私を後押ししていると言えるでしょう。

そんなエンジニアの2人と私の3人で、
株式会社を設立する話が持ち上がりました。

流れとしてはこうです。

まず、エンジニアの1人が、
関西の友達からシステム開発の話を
持ちかけられます。

今使っているシステムを
もっと効率良く安いものに変えたいから
この開発を受けてもらえるなら
見積書を出してほしい、と。

但し、相手先は大きめの会社なので、
個人との取引はできない。
取引するには、株式会社を作ってほしい、
ということです。

この流れ、会社を作る理由として
もっとも順当なものだと私は考えています。

大きな会社と取引をするために作る
株式会社という形。
取引先がないうちは
個人事業でもそれほど問題はないはずです。

そういうことなら、会社を作ろう!
話は急速に進みました。

私も前から会社を作りたいと思っていたので、
発起人となり、取締役に就任しました。
もう1人のエンジニアも発起人となり、
ひとまず外部役員のような形になりました。

取引先になるために会社を作っても
すぐに取引先になれるとは限りません。
3人はそれぞれに収入を確保していたので
なかなか取引先になれない状態が続いても
特に焦りはありませんでした。

株式会社office tomoは、
2014年3月4日の設立となりますが、
その年の8月まで、仕事は入りませんでした。

設立当初に思い通りにならないことは
おそらく少なくはないはずです。
友達から取引先にしたいと言われても
簡単には決まらないのが現実です。

もし、3人の報酬を支払う必要があったら、
毎月の経費が必要な状態だったら、
会社を続ける意欲が無くなっていたかもしれません。

結局、8月までは売上がなかったため、
役員報酬も0でした。
私たち3人は、それぞれ何事もなかったように
それぞれの形で収入を得ていました。

まずは生きて行くための収入を確保することが
会社を継続するため必要なことだと
身をもって経験することが出来ました。

行政書士として
起業開業支援をメインにしたいと思っているのは
会社と個人事業の両方を立ち上げから経験し、
それぞれのつらさと面白さを知っているからこそです。

この経験があるのは、
私が起業開業支援をする上での
大きな強みだと思っています。

2014年8月に取引先となったのは、
エンジニアの友達の会社ではなく、
私たちが所属していた大会社でした。

この会社の直接取引先となることは
私たち3人の目標でもありました。
設立半年後の9月から本格始動するという
私たちの目標は、
現実のものとなったのです。

 

 

 

 

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