「セミナーやってますよね!」
開業32週目2014年4月6日~4月12日
4月6日
合格者向けセミナー開催
4月7日
一般社団法人設立打合せ
4月8日
マネジメント講座参加
4月9日
かながわ微魔女会開催
4月10日
資金調達セミナー参加
4月11日
セミナー準備
4月12日
女性起業家向けセミナー開催
あれ?急に忙しくなってる??
そんな雰囲気を感じていました。
すべてのことに言えるのかもしれませんが、
山というのは、谷の後に来るもの、
そういう流れの中で、
人は生きているのかもしれません。
意識していなければ、気付かないだけで。
開業32週目のこの週、
私は一般社団法人設立の話を2つ持ちかけられました。
法人設立をメイン業務したいとは思っていましたが、
正直、株式会社以外の法人については、
何がどう違うのか、どう準備したらいいのか、
詳しいことは分かっていませんでした。
そこで、インターネットや書籍で調べまくり、
調べたことをまとめ、
それを文章にして相談者に説明しました。
勉強をする時に、
何をしたら一番身につくかというと、
人に教える時だそうです。
人に教えられるレベルにすることで、
そして実際に教えることで、
その知識は自分の中に定着するのです。
この作業のおかげで、
ぼんやりとしか分からなかった一般社団法人の姿が、
輪郭を現しました。
当時一番悩んだのが、
営利型と非営利型の区別です。
1人の相談者からは、
非営利型にしたいというお話があり、
そのための要件を調べました。
ソーシャルデザインを勉強する中で、
非営利は利益を出してはいけないのではない、
ということは聞いていましたが、
この辺を誤解している人は
まだまだたくさんいるようで、
では非営利とは何かと聞かれると、
私も正確には言えないような状態でした。
法律では「34の収益事業」というものが決められていて、
その事業を「継続して事業場を設けて」運営する場合は
非営利事業とは認められません。
(いくつかの特例もあります)
例えば「物販」や「出版」は収益事業なので、
非営利型にしたい場合は、注意する必要があります。
でも、そもそも何故非営利にしたいのか、
何故、株式会社ではなく
非営利型の一般社団法人やNPOにしたいのか、
そこをしっかり考えてもらうことが大切です。
依頼者がイメージだけで考えていないか、
その辺をアドバイス出来るのがプロだと思います。
さらに、受任した場合の備え、
ベテランの先生に相談に伺いました。
自分1人ですべてを受任することに不安があったため、
アドバイスや協力をいただけないかと思いました。
問合せをした際には
割と温かく引き受けていただいたので、
何か資料などがいただけるかもしれないなどと、
ちょっと甘いことを考えていました。
この時に返って来た答えはこうでした。
設立手続きを一緒にすることは可能です。
報酬は半分いただきます。
これは、先輩行政書士にサポートをお願いした際の
一般的な話だということが、後で分かりました。
それでも仕事を安心して受任できるのですし、
ミスなく完了することを考えれば嬉しい提案です。
でも、その時の私は、少しモヤモヤしました。
仕事が取れずに落ち込んでいた時だったので、
報酬の半分も取られるなんて、
厳しいなと感じてしまったのです。
しかも依頼者に対しては、
報酬を低めに設定していました。
売上が取れないと、
こうやって負のスパイラルにはまるのでしょう。
気持ちは落ちるばかりです。
そんな時に連続して、
こんな言葉をいただいたのです。
「セミナーやっている方ですよね!スゴイですね!」
それは、参加した勉強会や懇親会でのことでした。
何人かの人から、違う場所で言われました。
どうして知っているのかというと、
皆さん、私のブログやFacebookを
豆にチェックしてくれていたのです。
同業者が多いとは言え、
声をかけていただけるのは嬉しいことです。
知ってもらうためのブログやFacebookが
その役割を果たしているということにも
マーケティングの成果のようなものを感じました。
このまま続ければ、大きな成果に繋がるかもしれない!
そんな自信まで湧いて来ました。
結局、一般社団法人の設立の話は流れました。
両方とも依頼者は女性でしたが、
もう少し先に延ばすことにしたそうです。
個人事業でも、任意団体でも、活動は出来ます。
私も無理して
一般社団法人を作る必要はないと思いました。
受任は逃しましたが、良い経験になりました。
こうした1つ1つの経験が、次に繋がることは
もう少し先になって気づくことになります。