ベテランコンサルとセミナーを企画

開業38週目 2014年5月18日~5月24日

 

創業補助金の不採択結果を知ったのは、5月の連休中でした。
それはもうショックでしたが、不採択を嘆いても始まりません。
これをどう売上に変えて行くのか、私は考えました。
すぐに頭に浮かんだのが「セミナー開催」です。

創業補助金の勉強をして感じたのが、実際に採択されたものも、不採択だったものも、
実物を見る機会がなく、ピンと来ない部分がありました。
他の人も同じことを感じているのなら、私の今回の不採択事例を見たいんじゃないか。
それをセミナーにしたらどうだろうと考えました。

もちろん、不採択事案だけでは弱いので、
資金調達のベテランの方と一緒にセミナー開催して、
ベテランの先生には、私の申請書のどこが悪かったのか、
どうすれば採択に近づけたのか、
それを話してもらったらいいんじゃないかと考えました。

ちょっと考えただけでも、なんて図々しいと思いますが、
そうでもしないと、この補助金申請に使った時間が
無駄になってしまうと思いました。

また、資金調達のベテランの先生と
一緒にお仕事をするチャンスでもあると考えたのです。

不採択を知ったのは、旅行先でしたが、
私はすぐにベテランの先生にメッセージを入れました。
思い立ったらすぐに行動することが大切です。

メッセージを読んだベテランの先生は、
このセミナーにとても興味を示してくれました。
企画書を提出するように言われ、
翌日にはワードでまとめたものをメールし、
セミナー会場も押えました。
日程は6月5日、平日の夕方に設定しました。

これは、税理士さん狙いという思惑がありました。
3月決算の会社はたくさんあり、
5月いっぱいは税理士さんは忙しいものなので、
それを避けた6月の1週目に設定したのです。

セミナー料金は5,000円にしました。

まずは私が今回不採択になった補助金申請の申請書をすべて公開し、
どこにポイントを置いてどのような内容を盛り込んだのか、
資金計画等も含め、1つ1つ説明しました。
さらに、今回の採択結果をデータにまとめ、
どのような傾向があったのかをお話しました。

これに対し、ここをこうすれば採択されていたかも、
というポイントを、資金調達のベテランがお話し、
さらには創業補助金のポイントのおさらいをしてくるセミナーにしました。

こんなセミナー、後にも先にも見たことがありませんし、
アイデアはなかなか良かったんじゃないかと思っています。

集客は私のブログ、Facebookで行いました。
ベテランの先生も、自身のメルマガの中で告知してくれました。

結果、10名の税理士さん、会計士さん、行政書士さん、起業家さんが集まり、
アンケート結果からも、参加者の方の満足度は高かったようです。

セミナーの中でベテランの先生が言っていましたが、
創業補助金の採択、不採択には運もあるし、
誰が審査するかにもよるということです。

見やすさ、分かりやすさもポイントになりますし、
政府が求めてるポイントが入っているのか、実現可能性はどれくらいなのか、
ということも当然審査対象になります。
この辺を要領良く取り入れ、形に出来る人が、採択を勝ち取るようです。

ただし、後から聞いた情報ですが、
創業補助金が採択となった起業家の7割が
1年経たないうちに潰れてしまうそうです。

紙の上では実現可能性が高いと言えても、
実際に計画を実現するのは、創業時は難しいものなのかもしれません。

色々な意味で勉強になった創業補助金でした。

 

 

 

 

 

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