数字にコミットする
開業40週目2014年6月1日~6月7日
目標を達成するためには、
数字で考えることが重要だということは
知っているつもりでした。
ところが実際にそれができていたかというと、
まったくできていません。
この頃になると、会社で働くことと
独立して仕事をすることの違いに気づき始めます。
会社ではあんなに効率良く事務作業をこなし、
数字で資料を作り、
日々のスケジュールを管理できていたのに、
開業後は目の前の仕事をこなすだけで精一杯で、
予実管理なんてまったくできなくなっていました。
予算は開業してすぐに立てたのですが、
何せ0からの計画なので、まったく実際とは違い、
そのうち計画せずに結果だけを入力するような
管理方法になって行きました。
あと3か月で1年目が終わると気づいた時、
ここからはもっと本気で売上を上げて行かなければと思いました。
あと3か月、受注件数、売上金額、Webサイトの検索順位、
この3つの数字を意識して行こう。
目標を立てて数字にコミットして行こうと決めたのです。
特にWebサイトの検索順位については、
すぐにキーワードの設定を工夫しました。
その結果、あまり公表していない「女性起業家支援サイト」が
「女性交流会 神奈川」という検索ワードで、
圏外から7位に上がったのです。
(※2015年12月時点では「女性交流会 神奈川」で1位になっています)
ちょっとしたキーワードの工夫で
検索順位が上がるというのは、
私にとってとても面白い作業でした。
Webサイトのキーワード設定の大切さを知ると同時に、
自分がWebの世界に興味があることを再認識しました。
Webサイト、
つまり一般的にホームページと呼ばれているものを作る際に、
目的を売上を上げることにしたい場合は、
キーワードの設定がとても重要です。
なぜなら、
お客様に自分のホームページを見てもらうためには、
検索をして辿り着いてもらわなくてはいけないわけで、
その「検索ワード」を「キーワード」として
タイトルや記事に設定し、
お客様の検索にヒットするページを作る必要があるのです。
お客様が何に困っていて、
どんなワードで検索するかを想像して、
その悩みを解決するような記事を書いて行くことが、
実はホームページを作る上で一番重要なことです。
ところが、これを知らずに
ホームページを作っている人が多いのも現実です。
数字にこだわることで、
見えて来るものは他にもありました。
それは受注件数と売上金額の関係です。
当然ですが、高額の案件を取ると、受注数が少なくても
目標売上金額をクリアすることができます。
例えば、月30万円を売り上げる場合、
1万円の車庫証明だったら月に30件やらないといけませんが、
10万円の遺言書であれば月3件、
会社設立を30万でやるなら月1件でクリアできるのです。
1人で事務所を経営して行く場合、
リソースは本当に限られていますから、
この辺の数字の感覚は早めに身に付ける必要があるでしょう。
私の場合、開業10ヶ月目にして、
ようやく数字で考える感覚が身について来たと言えそうです。