商品サービスの考え方 その2

マーケティング

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商品サービスを3つ作ろう

事業継続のための3つの商品サービス

事業を考える時、つい自分の興味や身近な問題などに従って、いくつか挙げてしまいがちです。想いに結び付けることはとても重要ですが、事業を経営するためだけでなく、生活して行くためにはお金が必要です。
また、自分1人で出来ることは限られていますから、出来るだけ効率良く売上を上げて行く必要もあります。理想の行政書士に近づくためには、想いを実現させるためのビジョンだけでなく、日銭を稼ぐ仕組み作りをする必要もあるのです。
そこで、事業を考える際には次の3つの種類に分けて考えるといいでしょう。

 

事業の考え方01

 

①すぐにお金になるもの

1つ目は、すぐにお金が入って来る事業です。
開業直後の自分に何が出来るのか、行政書士としての経験がない自分がお金に換えられる事業とは何か、頭を柔らかくしながら、じっくり考えてみましょう。
この時、行政書士に拘り過ぎると、経験が無いことが邪魔してなかなかアイデアが浮かばないでしょう。
また、行政書士から離れ過ぎてしまうと、想いからずれてしまうかもしれません。想いを持ちながら、一般的な行政書士の仕事ばかりに拘らず、これまでの自分の経験、特技を活かせるような事業を考えてみましょう。
単価は安いもので構いません。例えば1件に付き数百円を稼ぐような事業でもいいと思います。需要があり、質を上げることで単価は上げて行くことが出来ます。
最初は日銭を稼ぐための事業だったものが、やがて売上の中心になることもあります。
売上とは、客数×単価×リピート数です。この3つで構成されているのですから、どれかを増やすことで売上を増やすことが出来ます。
単価が安いのなら、客数やリピート数を増やしていけばいいのです。

 

②単価が高いもの

2つ目は、単価が高く、売上を伸ばしてくれるような事業です。
行政書士が出来る仕事は、許認可だけでも何千とも何万とも言われています。
ところが実際は、多くの業務が価格競争に巻き込まれている上、大きな差別化や付加価値が求められています。
許認可以外の業務では、業際問題の発生や、士業以外との競争も生じています。
そんな中、単価が高い事業を柱とするためには、あまり人がやっていない、値崩れてしていない業務を選ぶ必要があるでしょう。
これは、より専門性が高く、ローカルルール等の経験に基づく知識が必要なものや、他士業等との協力が必要なものが多いでしょう。
または、メジャーな業務に他にはない付加価値を付けることで、単価を高く設定することが可能になるでしょう。
この場合、商品・サービスが認知されるまでの時間や、宣伝広告費等のコストも見込んでおく必要があります。
開業し、1人で事業を行う場合、どうしても限られたリソースの中で成果を出して行く必要があります。同じ時間を費やすなら、単価が高い業務の方が効率が良いと言えるでしょう。1件5万円の仕事を100件こなすよりも、1件50万円の仕事を10件こなす方が、営業も含め1人でこなすことを考えると、時間的な余裕が圧倒的に違ってくるはずです。
但し、実績が無いのに専門性が高く、ローカルルールに精通する必要があるものを依頼してもらうのは難しいですし、依頼されたとしても、受任するかどうか悩むこともあるでしょう。単価が高い業務については、受任までにある程度時間がかかるものと考え、知識の習得や、実務に関われる機会を作るなど、事前準備の方法を考え、実行して行きましょう。

 

③お金にならなくてもやりたいもの

3つ目は、お金にならなくてもやりたいもの、あるいは、お金が充分あったとしてもやりたいものです。
上の図にもありますが、この3つ目の事業は、想いが一番強いものになるはずです。
行政書士として開業する人の多くが、社会貢献というキーワードを胸に刻んでいることでしょう。
たとえお金にならなくても助けたい人がいて、やりたいことがあるのが、行政書士になる人の特徴かもしれません。
事業を継続するためには売上が欠かせませんが、実は、想いや夢も欠かせないものなのです。
お金にならなくてもやりたい業務は、想いや夢を一番に考え、それを叶えるために出来ることをやって行きましょう。
もちろん、事業になるものですから、誰か(ターゲット)の悩みや困りごと(課題)を解消出来るものにすることは意識してください。

 

例えば、無料セミナーなどはこれに当たります。
私の場合、マイライフノートセミナーという無料セミナーを開催しているのは、父親の突然死がきっかけでした。
父が突然廊下で倒れたまま亡くなり、同時に母親の認知症が急激に悪化。どこかに連絡することすら思いつかなかった母親は寝込んでしまい、偶然妹が実家を訪問したため、父の遺体が早めに発見され、母親の認知症が要介護状態になってしまったことにも気づくことが出来ました。
この経験を受け、更には同じような体験をしている人が少なからずいることを知り、残された家族のために書き残しておくことの大切さに改めて気づきました。
そして、たくさんの人にこの経験を伝えたいと考えたのです。
もともとエンディングノートの大切さを伝えたいという想いはあったのですが、やはり、実際に自分の両親が思いもよらないことになってしまったことで、想いは強く、より具体的なものになりました。
自分自身が本気になって来ると、周りにも変化が現れるのか、セミナー依頼にも繋がり、タイトルも「エンディングノート」から、より前向きな響きを持つ「マイライフノート」に変わり、オリジナリティーも出てきました。新聞や商工会議所の会報にもインタビュー記事を載せていただき、その影響で銀行や証券会社からのセミナー依頼にも繋がっています。
更に、同じ想いを持つ士業の方から、イベントでの講演依頼もいただきました。

 

個人の活動がメディアに取り上げられ、少しずつ認知されて行くことは、SNSやインターネットを使う人口が増えている現代では、決して珍しいことではありません。活動が認知された時に、どのような変化が現れるのか、また、最終的にどのように仕事に繋がって来るのかは、今後の楽しみでもあります。
ノート、テキスト、会場代、広告費など、費用持ち出しで続けている無料セミナーですが、1人でも多くの人に書き留めておくことの大切さを知って欲しいと思い、書き残したものを見て安心する家族が少しでも増えて欲しいとの願いで続けています。
仕事を売り込むことなく、結果、仕事に繋がったとしたら、それは良いモデルになりそうですね。

 

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