商品サービスの考え方 その3
商品サービスの考え方 その3
バックエンドからフロントエンドを考えよう
フロントエンドとバックエンドの考え方は、7月のテーマに書きました。
今日は、バックエンドをまず考え、その上でフロントエンドを作ってみようというお話をします。
バックエンドの考え方としては、次のどちらかで考えるといいでしょう。
1 高額商品
2 自分が売りたい商品
もう少し具体的に考えてみましょう。
バックエンドに高額商品を設定する
フロントエンドに安くて手が出しやすいものを設定し、バックエンドに高額商品を設定するのが一般的なやり方です。
私たちがモノを購入するときのことを考えると、分かりやすいでしょうと
例えば、最近私はOisixという宅配野菜のお試しを購入しました。
キットOisixという、簡単に夕食二品が作れるキット(カット野菜や肉など、炒めれば出来上がるようなセット)と、お勧め野菜のセットが、今なら980円という広告が、ずっと気になっていました。
安いし美味しそうなので、ネットで注文してみました。
商品が到着すると、早速メールと電話の営業が頻繁にありました。
980円の商品は、あくまでもフロントエンドなので、その先の商品購入に結び付けたいのでしょう。当然の流れです。
その先に待っていたのは、週に一度配達される野菜や食材のセットで、5,500円くらいのものです。
毎週届くので、月2万円以上、しかもストック型収入です。
ただし、品質も良さそうですし、毎週配達される食材は、増減が可能ということだったので、結局頼むことにしました。
フロントエンドの購入が、あっという間に次の商品購入につながった例ですね。
行政書士業務で言うと、高額報酬が取れるのは、貨物や障害福祉サービス施設等でしょうか。
その仕事をバックエンドに設定し、どんな流れで仕事に結びつけるのか、その一番フロントになる商品は何か、という順番で考えてみてください。
つながるかつながらないかは、PDCAを回しながら考えていけばいいことです。
バックエンドに売りたい商品を設定する
次に、バックエンドに売りたい商品を設定して、フロントエンドを考えてみましょう。
これは人それぞれになりますので、必ずしもバックエンドに高額商品が来るとは限りません。
どんな仕事をしたくて行政書士になったのかを思い出し、その仕事をバックエンドに設定してみましょう。
例えば、相続手続きをしたい場合、相続手続き業務をバックエンドに設定します。
相続手続き前に遺言書を書くという流れが作れるといいですよね。
遺言書を書いてもらうために、遺言書のセミナーや無料相談会を開催するというのはいかがでしょうか。
フロントエンドからバックエンドまでの流れが、3段階で作れました。
会社設立の場合はどうでしょうか。
起業したい人向けのメルマガ、ブログを書いて、無料レポートや、無料メールセミナーを配信するのはどうでしょう。
その後、セミナーや勉強会に誘導し、会社設立にもって行くというのは、自然な流れではないでしょうか。
このように、やりたい業務をバックエンドに設定し、3段階くらいの流れを作り、フロントエンドを設定するといいでしょう。
設定したら、すぐに準備し、実行に移しましょう。
最初はなかなかバックエンドにはつながらないかもしれませんが、改善を繰り返し、回数を重ねるうちに、必ずバックエンドへの流れが見えてくるはずです。
ぜひ行動につなげてください!