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行政書士のマーケティングとは

グレー四角001 マーケティングとは

 

 

マーケティングという言葉を

聞いたことがない人はいないと思いますが、

マーケティングとは何なのか、

一言で説明するのは難しいと思いませんか?

 

何気なく使っているこの言葉は、

次のように定義されています。

 

●日本マーケティング協会

マーケティングとは、

企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、

顧客との相互理解を得ながら、

公正な競争を通じて行う

市場創造のための総合的活動である。

 

●ある日本のマーケター

マーケティングとは、「儲け続ける仕組みを作ること」

 

●フィリップ・コトラー

マーケティングとは、

製品と価値を生み出して

他者と交換することによって、

個人や団体が必要なものや欲しいものを

手に入れるために利用する

社会上・経営上のプロセスだ。

 

●ドラッカー

マーケティングが目指すものは、

顧客を理解し、

製品とサービスを顧客に合わせ、

おのずから売れるようにすることである。

 

ドラッカーの定義を行政書士の立場で考えると、

お客様目線で世の中の動きを捉え、

お客様が必要だと感じるサービスを提供し、

それをお客様の方から買いたいと

言ってもらえる状況を作り出すことになるでしょう。

 

まずはお客様目線で考え、

お客様がどうしても必要なサービスを作り出し、

そのサービスを必要とする

お客様に知ってもらう必要があります。

 

更には、

他の行政書士との違う

自分だけが持つ強みをしっかりと打ち出すことで、

(差別化、独自性、付加価値)

お客様に選ばれやすい状況を作ることが出来ます。

 

この一連の活動をマーケティングと言います。

 

 

 

グレー四角001 行政書士の4Pを考えよう

 

 

マーケティングの4Pとは、

商品(Product)、

価格(Price)、

場所・チャネル(Place)、

販売促進(Promotion)という

4つのマーケティング・ツールを活用し、

標的顧客(市場)に受け入れられる組み合わせを検討し、

戦略的に販売強化を図ろうとする考え方です。

 

これらを効果的に組み合わせることで、

戦略的に売り上げに繋げて行きたいものです。

 

<例:遺言書作成>

 

①     商品(Product)
無料相談
遺言書の作成
遺言書の添削
相続人の調査、遺産の調査
司法書士、税理士、弁護士の紹介
 
②     価格(Price)
それぞれの手続きの単価設定
パッケージとしての金額
値引きの設定
 
③     場所とチャネル(Place)
事務所の場所
依頼者宅への訪問
提携先からの紹介
 
④     販売促進(Promotion)
Webサイト
広告、チラシ、テレビコマーシャル
セミナー
口コミ

 

自分がやってみたい業務について

4Pを書き出してみましょう!

 

 

グレー四角001 ターゲットを考えよう

 

ターゲットとは、

ある商品・サービスの対象とした人や

特定購入者層のことです。

 

ターゲットを絞ることは、

事業を考える上でとても重要です!

 

ターゲットを絞ることで

具体的な商品・サービスを考えることが出来ますし、

どんな人をお客様にしたいかを設定した上で

商品・サービスを考えることで、

自分の理想のお客様を

引き寄せることが出来るのです。

 

例えば、

「思いやりであなたの悩みを解決します」という言葉より、

「残された家族の争続を防ぎたい定年間近のお父さん!

元気なうちに遺言書を書いておきませんか?」と、

具体的なターゲットを示す言葉が入っている方が、

対象となっている人の心を掴むものです。

 

そんなに絞ってしまうと、

定年間近ではない高齢者や女性という、

たくさんのお客様を逃してしまうのではないか。

そんな不安もあると思いますが、

「お客様を捨てる勇気」というのも

マーケティングでは必要になって来るということを

忘れないでください。

 

大切なのは、

誰にも響かない言葉を使うのではなく、

特定の誰かに響く言葉を使うということです。

これにより、

想定外のお客様を獲得する場合もあるのです。

 

例に挙げた「定年間近のお父さん」をターゲットにした場合、

定年間近のお父さんを持つ息子や娘、

定年間近の夫を持つ妻の心を掴み、

問合せへと繋がるケースもあります。

 

 

グレー四角001 ターゲットを絞り専門を決めよう

 

行政書士のマーケティングを考えてみましたが、

まずは1つの専門業務について、

4Pとターゲットを

具体的に考えて行くことが大切です。

 

特にターゲットについては、

自分が助けたいのは誰なのか、

自分は誰のために仕事をしたいのか、

具体的に決めてみるといいでしょう。

 

この人の役に立ちたい!と、

具体的なターゲット(ペルソナ)を設定すると

商品・サービスも具体的になり、

4Pも考えやすくなるでしょう。

 

特に開業直後の方や開業準備中の方は、

「専門が決まらない」と悩む方が多いので、

これを機に、

ターゲットと4Pを考えることで

自分の専門を絞ってみてください。

 

専門は1つではなく、

3つくらいに絞ることをお勧めします。

 

1つに絞るのは難しいですし、

専門を深めて行くためには

3つくらいが丁度いいのかなと感じます。

 

これは後々変わっても構いませんので、

まずは3つに絞り、

それについてしっかり知識を蓄え、

どのように営業していくのか

ビジョンを含めて考えてみましょう。

 

 

グレー四角001 ベネフィットを考えよう

 

ベネフィットとは

「お客様にとっての価値」のことです。

 

それは、「他の事務所より安くサービスを提供する」というような、

お客様が自分のサービスを利用するメリットとは少し違い、

「自分のサービスを利用することで、

こんな素晴らしい未来が待っています!」という「価値」を示します。

 

お客様がどんなことにベネフィットを感じるのかを考える時、

お客様が何に「悩み」、

何を「解決したい」のかを知ることが大切です。

 

お客様目線で考えることでベネフィットを知り、

それを提供することが、お客様のためにもなり、

集客にも繋がるのです。

 

メリットのもっと先にある「ベネフィット」を考えることで、

他事務所にはない「価値」が見えて来るはずです。

 

今、許認可を中心に、

行政書士の仕事は値崩れしていると言われています。

会社設立10万円が普通だった時代は終わり、

2万5千円で受けている事務所もあり、

税理士さんは0円を打ち出しています。

 

そんな中、10万円の報酬で

会社設立を受けることも可能です。

これは、実際に成立している話です。

「あなただったら、いくらでもいいから頼みたい!」

そう言われるために、

どんなベネフィットを提示できるのか。

ベネフィットは、

値崩れを避けるためのポイントとも言えるでしょう。

 

他の行政書士には示せないベネフィットを

時間をかけて作りだしてみませんか?

 

 

グレー四角001 常に考える!

 

今回は第1回目ということもあり、

ポイントを絞って書きました。

 

4Pやターゲット、ベネフィットは、

マーケティングを考える上でとても重要です。

少し考えたくらいでは

なかなか出来上がるものではありません。

 

大切なのは「常に考えること」です。

 

自分の事業の4Pはどう考えられるのか、

ターゲットは何か、

その結果、ベネフィットは何を提示するのか。

 

それは、事業の種類によっても、

細かく変わって行くはずです。

 

自分がどんなことをして行きたいのかを考える時は、

必ず、4P、ターゲット、ベネフィットも

一緒に考えるようにしましょう。

それこそがマーケティングの最初の一歩です。