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開業について考えよう その2

開業について考えよう その2

 

私は開業前の2013年6月まで、普通のサラリーマンでした。
大学では国文学を専攻し、中学校の先生になろうと考えていました。
つまり、経営やマーケティングという学問を学んだこともなければ、起業を考えるような人間でもありませんでした。

 

ところが開業して気づいたのですが、学生時代から、それをマーケティングと知らずに興味を持っていたことがたくさんあります。
例えば、アイドルやミュージシャンが売れて行く過程とか、無名のアーティストが知られて行く過程とか、その人のバックグランドを含め、調べたり読んだりするのが好きだったのです。これって、立派なマーケティングの勉強ですよね。

 

その頃は、新聞や書籍など、紙媒体をひたすら探して読むとか、人から情報をもらうなどして、1つのことを調べるのにとても時間がかかりました。
そう、今のようにインターネットがなかったからです。
その分、時間がゆっくりと流れていて、人との関わりや、知らない世界を知るために、相当な時間を使っていました。
今はインターネットのおかげで、知りたい時に知りたい情報を手に入れることが出来る、とても良い時代になりましたね。

 

そんな情報が溢れた時代ですが、私たちには知らないことがたくさんあります。
なぜか。
それは、自分に必要な情報は自分で取りに行かないともらえないものであって、待っていたり、自分だけで考えているだけでは、情報は手に入らないからです。

 

特に行政書士という小さい枠の中で探せる情報は、そもそも少なかったり、古かったりして、有益なものが少ないのも事実です。
私が書く記事のように、一個人が書いた情報には偏りがあり、信ぴょう性がないと感じる人もいるかもしれません。
ただ、最近の情報として、参考にしていただけるものだと私は信じています。
一個人が数年前に開業し、実際に実践し、重要と感じたポイントを発信することではありますが、きっとすべての人の開業に役立つと思うことを、ここにまとめて行きます。

 

開業について考えよう その1 はこちら

 

開業=経営者になるということ

 

これは当たり前のことのようで、案外忘れがちな考え方です。
行政書士として開業する時、私たちは一人の経営者になることをまず初めに自覚しましょう。

経営者とは、事業を営む人のことです。
そう、私たちは行政書士という書類を書く仕事をする人になるのではなく、行政書士という資格を使い、事業を作り、それを営む経営者になるのです。
資格はあくまでもツールであって、これを使ってどんな事業をして行くのかを考える。それだけで、他とは一歩先を行く行政書士になれるような気がしませんか?

それでは、どんな事業を作って行くのか、事業を考える上でのポイントをお話しましょう。

 

事業内容を決める3つのポイント

 

1 想い(経営理念)

 

開業すると、様々な困難にぶつかります。
最初はなかなか仕事が来ないと覚悟をしていても、実際に仕事が来ない経験をすると、精神的に落ち込んでしまうのが人間です。
そんな時に頭に浮かぶのが、みんなどうやって仕事を取っているんだろう、支部会にもっと行った方がいいんだろうか、ホームページや広告にお金をかけるべきなのか、セミナーに行った方がいいのか、という、様々なノイズです。

さらには、遺言・相続業務をやりたいと考えていたのに、これからは外国人だ、インバウンドだと聞き、まったく予備知識のない入管に切り替えてみたり、英語の勉強をしてみたりと、横道に逸れてしまう人は、よく見かけます。

 

事業を継続させるのは、実は結構難しいことで、飲食店は2年で5割が閉店、起業開業して3年続くのは3割とも言われています。
続けるために重要なのが、想いに基づいた経営理念です。
個人事業で経営理念なんて大袈裟だと感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
今は個人でも、いつか大きくなるかもしれませんし、それを目指して行くことは、モチベーションとしても良いことです。
まずは事業を始めるにあたり、あるいは今後も続けて行くにあたり、どんな想いで取り組みたいのかを文字にしてみてください。
自分の想いがしっかりまとまっていると、それをお客様に伝え、共感してもらうことも出来ますし、協力者を見つける際に、想いを共有できる人を見つけることができるでしょう。
そして何より、自分自身の軸、経営の軸がぶれません。
何か新しいことに取り組む際も、それをやるべきがどうかが、想い(理念)を通して判断できます。
自分が事業を通して成し遂げたいことは何なのか、自分にとって喜びや幸せとは何なのか、どんな世の中にしたいのか、まずはしっかりと考えて行きましょう。

 

2 ターゲット(助けたい人)

 

ターゲットとは、自分がお客様にしたい人です。
これは、今後流行りそうだからとか、話題になりそうだからといった理由で決めることはお勧めしません。
ターゲットも想いと同じで、事業の継続に大きく関わるものです。
「どうしても助けたい人」を選ぶことで、想いはより深まることでしょう。

 

あなたが人生をかけて「助けたい人」は誰ですか?
その人は何を困っていて、あなたはそれをどうやって解決してあげることができますか?

 

ターゲットを絞り、その人の悩みを解決する商品・サービスを創り出す。
そしてそれがターゲットに届けられる仕組みを作ること。
これが、事業を作るということなのです。

 

 

3 強み(特技、好きなこと)

 

これだったら人には負けない!というものを持っている人は、実はそんなにたくさんいません。
でも、人それぞれ、好きなことや、つい夢中になってしまうことはあるはずです。
今まで長い間やってきた実績や経験も、もちろん強みになるでしょう。

人は強みしか生かせないと言われています。
弱点を強化するよりも、強みを伸ばすことが、成功に近づくコツです。
子供の頃からの自分を思い出して、何が得意だったか、何をしている時が楽しかったか、どんな人に好かれたか、何を褒められたか、小さなことでいいので、できるだけたくさん思い出してみてください。
これも書き出してみるといいでしょう。

 

また、何よりも強いのは、好きなことです。
好きなことや楽しいことをしている時は、時間を忘れてしまいますよね。
それを仕事に結び付けることで、頑張らなくても、自然と体が仕事に向かってしまうはずです。
その状態になったら、成功を手に入れたも同然だと思いませんか?
どんな業務をするか決める時は、必ず自分の得意なことに結び付くことにしましょう。

 

 

事業プランの5つのポイント

 

最後に、事業プランを決める際のポイントを簡単にお話します。
例えば、遺言書の作成業務をやって行こうと考えた時に、それで終わらせず、次の5つのポイントに沿って、事業プランを練って行きましょう。

 

①     理想の顧客は誰ですか? ターゲットと市場分析

②     ライバルは誰ですか? 競合対策

③     それはお金になりますか? 収益性、販売計画

④     お客様が欲しいのはいつ? チャンスとタイミング

⑤     どうやって告知する? 広告、PR

 

 

今回は5つのポイントを提示するだけにしておきます。
まずは①のターゲットをしっかりと考えてみてください。
事業プラン全体の考え方については、また別の機会にお話したいと思います。
できれば少人数の勉強会形式でやって行きたいと考えていますので、その時はぜひ参加してくださいね。

 

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