いきなり開業した一番の理由【人生を変えたかった】
開業に踏み切った一番の理由は、人生を変えたかったから
行政書士試験合格から7年が過ぎました。
あの時から、私の人生が大きく変わったのは、間違いありません。
合格後3ヶ月でそれまで勤めていた会社を退職することを決め、その2ヶ月後に退職、2ヶ月の準備期間を経て開業しました。
実は、合格を知った時、すぐに開業しようとは思いませんでした。
開業がどういうものか、もっと言えば、行政書士が何をする人なのか、知っているとは言えない状態だったからです。
しっかり調べて、時期が来たら開業しようと思っていました。
そんな私が開業に踏み切った理由について、今日は書いておきます。
自分はこんなものと、ずっと決めつけていた
そもそも、なぜ行政書士試験を受けようと思ったのか。
それは、周りがリストラされている姿を見て、独立のチャンスじゃないかと感じたからです。
会社では、やりがいのある仕事もしていましたし、給料も定期的に上がっていました。
上司からの評価も高かったですし、その分、しっかりと仕事をしていました。
それだけ見れば、まったく問題ない毎日でした。
本当にこれでいいのかなと考えたのは、40歳が目前に迫った時のことです。
人生が半分終わると思った時、自分の過去を振り返り、これと言ったチャレンジをしてこなかったことに気づきました。
自分の人生なんてこんなものだろうと思っていましたし、その割には運が良い方だとも思っていました。
大規模なリストラがあった時も、私は最後まで指名されることはありませんでした。
だけど振り返ってみると、私にはやっていないことがたくさんありました。
これと言ってチャレンジをして来なかったんです。
友だちに誘われるように大学に入って、卒業したら割とすぐに結婚して、子育てをして、離婚して。
仕事はその都度見つかったので、それをこなす毎日でした。
人生なんて、そんなものだと思っていました。
キッカケは、今の夫からの一言でした。
「女社長になって養って!!」
社長もいいなと思いました。
会社の作り方を調べていたところ、行政書士という資格に辿り着きました。
会社を作って社長を応援するのも楽しそう!
そんな単純な流れで試験勉強を始め、気づいたら絶対に合格して独立したいと、強く思うようになっていました。
人生を変えたい!変えられるかもしれない!!
そんなワクワクに支配されていました。
合格後、開業を決めた経緯
合格した時は、すぐに開業しようとは思いませんでした。
せっかく給料ももらえているし、仕事が嫌なわけでもなかったので、続けながら時期を見ようと思っていました。
合格後、資格専門学校の祝賀会を始め、実務家講演や勉強会など、行政書士に関係あるものに毎週のように参加しました。
まだ開業するかも分かっていないのに、実務の勉強会にも積極的に参加しました。
行政書士がどんなものなのか知りたかったし、自分に出来るのかどうか、見極めたかったんです。
時々、夫も連れて行きました。客観的な意見が聞けると思ったからです。
その時に毎回言われた言葉があります。
それは、この中(実務講演会に参加している人たち)だったら、私に依頼するだろうな、と言う言葉です。
これは、かなり私を後押ししたと思います。
行政書士として仕事を得るためには、お客様から依頼をいただく必要があります。
つまり、選ばれる必要があります。
たくさんいる人の中で、私を選ぶと言う人がいるなら、もしかしたら仕事の依頼があるかもしれません。
身内だから甘いかと言うと、私の夫の場合、私にはかなり厳しいのです。
基本は自分は働きたくなく、私の稼ぎで食べていきたい人です。うまく行かなことをすすめるはずがないのです。
だからこそ、もしかしたら行けるかもと思いました。
さらに、5月の連休中にふらっと見に行った物件(事務所)が、かなり理想的でした。
ここで仕事がしたい!と思えました。
タイミングを合わせるように、会社の状況が7月から変わることになりました。
ここが大きな決め手となり、私は連休明けに退職を申し出て、開業へと進むことになりました。
開業の決め手をまとめると、次のようになります。
- 独立に対する強い想い(人生を変えたい)
- 家族の協力が得られそう
- 絶好の退職のタイミング
開業して人生が変わった
さて、思い切って開業してから、私の人生はガラッと変わりました。
何といっても主体的に生きています。
自分の頭ですべてを考え、行動し、結果はすべて自分に返って来ます。
これまでの「こんなものだろう」と決めつけた人生とは、まったく違います。
もちろん、開業1年目、2年目は、大変なことがたくさんありました。
だけどそれを乗り越えて3年目になると、周りの様子も、メンタルも、だいぶ変化しました。
続けることの大切が分かるのも、3年を過ぎた頃です。
こうして開業について発信できるのも、ここまで続けて来たからこそでしょう。
一人でもいいから誰かの役に立てる発信ができれば、大変だった日々が報われる気持ちになります。
合格しても、開業に悩む方は多いと思います。
私の元にも、開業を迷い、悩む方からのメールやメッセージが届きます。
無責任に開業をすすめるつもりはありませんが、開業しなければ見えないこともたくさんあります。
この記事が、何かのキッカケになると嬉しいです。