開業一年目から定期的に依頼が入ったら年間利益はいくらになるのか計算してみた

開業一年目から定期的に依頼が入ったら年間利益はいくらになるのか計算してみた

開業一年目の悩みは、多くの人が売上と答えるでしょう。
手元のお金が減って行くのは、心もとないものです。
開業時の収支のイメージがついてなく、「こんなに大変なの!」と慌てないために、ある程度の収支イメージを作りましょう。

事業計画と言っても、最初は現実的なものを作るのは難しいものです。
そこで今日は、簡単な例を挙げて、収支計画について解説します。

もしも開業一年目から定期的に依頼が入ったら

開業一年目には、ついつい楽観的な収支計画を立ててしまうのもの。
開業したことがないので、仕方ないことだと思います。

やったことはないけど、こんな計画を立てたとします。

毎月新聞折り込み広告を出して、遺言講座を開催して、参加者から2ヶ月に1件遺言書作成の依頼をもらおう!
実はこれ、私が2015年から毎日続けていることです。
実際は、すぐには依頼にはつながりませんが、徐々に効果が出て、毎月依頼をいただけるようになりました。

実際の私の経費等を参考に、考えてみることにします。

<収入>
講座参加費 1人1,000円 毎月5人参加と計画する
遺言書作成料 1件10万円+消費税+その他実費(実費はそのまま経費で相殺)
※遺言書作成は2ヶ月に一度依頼されると計画する

<支出>
新聞折り込み広告 1ヶ月25,000円+消費税
会場費 1ヶ月約5,000円
講座資料作成のためのコピー用紙、インク等 1ヶ月約2,000円

開業一年目から、2ヶ月一度依頼をもらうのは、なかなか難しいことです。
それを達成できたとして、売上や利益はいくらになるでしょうか?

順調に依頼が入っても利益は驚きの数字

上の条件で収支計画を作ると、次のようになります。

順調に毎月5名講座に集まって、そこから2ヶ月に一度、1名が依頼してくれる状態で、年間売上は72万円です。
経費が42万円なので、利益は30万円となります。

年間利益が30万円なので、1ヶ月当たりの利益は25,000円ですね。

もちろんこの他に、会費や事務所家賃、交際費や勉強のためのお金が出て行くわけです。
他にも売上を作らないと、生活できないどころか、完全に赤字です。

この「赤字」の状態を予め予想しておいた方がいいのが、開業一年目なんです。

キツイとか、ツライとか多くの人が言うと思いますが、こうして数字にしてみると、なるほどこういう状況になるのかと、イメージしていただけるのではないでしょうか。
そのため、貯金や借入が必要になります。
日々入って来る売上を作る活動も必要になるでしょう。

さて、それでは上の活動(講座開催と遺言書作成依頼)を続けて行くと、2年目、3年目は、どのような売上になるでしょうか。
こちらについては、明日、お伝えしますので、ぜひご自分でも考えてみてください。

開業する上で、数字で考えることはとても大事です。
こちらの記事がステップ1の役割になってくれると嬉しいです。

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