行政書士のコロナウイルスの影響と対処法を考えてみた

行政書士のコロナウイルスの影響と対処法を考えてみた

このところ、連日報道されている新型コロナウイルスですが、ついに全国の小中学校が来週から休校となりそうです。
春休みまでとなると、1ヶ月以上の長期休校になります。
教員等、学校の職員は、公務員であれば給与の保障はあると思いますが、仕事をしている親たちにとって、休校は大きな負担になる可能性が高いです。

すでに飲食店、娯楽施設などでは、客数が減る、予約がキャンセルされるという状況になっているようですし、今週に入り、次々とイベントの中止が発表されています。
行政書士の研修会についても、中止が続いているようです。

このような状態の中、行政書士の仕事の影響について考えてみました。

人に会えないと仕事にならない?

行政書士の仕事は、ヒアリングから始まるものが多いです。
特にご高齢者がお客様になる遺言書や信託などは、会わないことには始まらないものです。
私の場合も、まずは遺言講座に参加いただき、その後、相談にお越しいただき、依頼、打ち合わせと進みます。
この遺言講座が、今月はお申込み18人中10人が直前キャンセルとなりました。
これだけ騒ぎになっていては、キャンセルも当然です。

今月の状況を受け、来月の遺言講座は、中止することに決めました。
中途半端に告知をしてしまっては、取り消すのが大変です。
始めからやらないと決めてしまった方が、トラブルも防げますし、その分の費用や労力を別の活動に使えます。

講座で新規のお客様に会えないのはとても残念ですが、仕事につなげる方法は、他にもあるはずです。
例えば私の場合は、講座参加者に対し、3ヶ月に一度会報を送付しています。
4月に送付する予定だったものを、3月に郵送しようと思います。
3月の講座を中止する連絡に加え、遺言書に関する情報を文字で発信します。

人と会えないと仕事につながらない状態では、今回のような時に困ります。
会わなくてもコンタクトが取れる方法を考えておくと、いざと言う時にそちらを選択できます。
日頃から、いくつかの方法を織り交ぜて活動して行くといいかもしれません。

会わずに仕事をする方法も考えておく

コロナウイルスの影響は、仕事をしているすべての人にあると言えるでしょう。
自宅勤務に切り替えている会社は、問題ないようにも見えますが、実際の売上等には、影響があるはずです。
自宅勤務に切り替えられない会社は多数あると思いますから、学校の休校のように、電車通勤禁止などになったら、かなり大変なはずです。

さすがに電車通勤禁止とはならないでしょうが、今後、コロナウイルスを超えるウイルスが出て来る可能性もあります。
毎年2月になるとインフルが流行しますが、同じように、毎年コロナウイルスのような新型ウイルスが、登場するかもしれません。
大切なのは、こういう事情の中、人に会えない状況が続いても、仕事が入る方法を考えておくことです。

選択肢さえあれば、状況に応じたものを選ぶだけです。

例えば、連絡の取り方ひとつ取っても、電話、FAX、メール、電話会議等、それぞれに様々なツールがあります。
年齢層によって、使えるもの使えないものもあると思います。
また、今は使えなくても、こちらが使えるように教えることも出来るはずです。

まずは自分自身が、様々なツールを使いこなし、選択肢として持っておくことをお勧めします。
会えないから仕事が出来ない、仕事が取れないとなってしまうと、その期間は売上がなくなってしまうかもしれません。

また、こういう時だからこそ、ホームページやSNSなど、ネットを使った発信に力を入れるのもいいと思います。
ネットから仕事につなげて行けば、相手とはネットを使って連絡を取れるはずなので、会わなくても仕事を進めることが出来るかもしれません。
ピンチはチャンスと言いますが、今はまさに、ネットを使いこなすチャンスなのかもしれませんね。

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