行政書士が稼げる3つの理由【もう稼げないとは言わせない】

行政書士が稼げる3つの理由【もう稼げないとは言わせない】

開業前、試験勉強中から、私は行政書士さんのブログを探して読んでいました。
その頃はまだ、行政書士さんのブログは少なくて、私が読むものにはすべて「こんなに忙しいとは思わなかった」「食えない資格なんて誰が言ってるんだろう」という内容でした。
実際は仕事がたくさんあるんだなと思いながら、試験勉強に取り組んでいました。

今は、あの頃よりブログはたくさんあるので、ネガティブな内容もあるかもしれません。

実際、開業して感じるのは、仕事はたくさんあるし、稼ごうと思えば稼げる仕事だし、稼いでいる行政書士はたくさんいる、とういうことです。
「稼げない」というのは、行政書士以外のところに原因があるはずです。

この記事では、行政書士が「稼げる」3つの理由を解説します。

稼げる理由① 単価が比較的高い

行政書士の仕事は、報酬を自由に決めることが出来ます。
実は、競争が激しい都心部ほど、昔に比べて報酬は安くなっています。
インターネット上で広告する場合、お客様が価格で選ぶと考えられているため、どうしても価格競争が激しくなってしまうのです。

ただし、遺言書のような高齢者が対象になるような仕事は、インターネット上で広告して依頼を受ける流れにはなっていないため、そこまで報酬は下がっていません。
信託銀行等の遺言書作成が30万円+消費税が一般的なので、15万円でも安い印象です。
1件15万円なら、単価は比較的高いと言えるでしょう。
開業してすぐに、1件10万や15万の商品・サービスが並べられるのは、行政書士の特徴とも言えます。

また、競争がそこまで激しくない地方では、都心部ほど報酬は下がっていないようです。
人口が少ない分、仕事の件数も少ないと言えますが、単価が下がっていないのは魅力的です。
都心部で1件5万円の許認可を地方では10万円で受けられるなら、仕事は半分で同じ売上になります。
さらに都心部では、家賃が地方の倍になることもあります。
コストまで考えると、地方が有利な場合もあるはずです。

都心部だからといって、報酬を下げなければいけないこともありません。
これは実際にある話ですが、都心部では相場と言われている価格の倍を提示しても、「あなたに依頼したい」というお客様なら、問題なく依頼してくれます。
他とは違うサービスを付けることで、単価を上げることは可能です。

飲食店や小売業と比べたら、1件5万円でも充分に高い単価と言えるはずです。
他の行政書士が扱っていない業種を選べば、1件30万、50万、100万ということもあります。
高額商品が作りやすいのも、行政書士の特徴です。

稼げる理由② 関連商品が作りやすい

私がおすすめしている「かみやま式5段階フロー」では、次の5つの流れを作りましょうとお伝えしています。

  1. 知ってもらう
  2. 問合せをもらう
  3. 会ってもらう
  4. 買ってもらう(依頼)
  5. また買ってもらう(再依頼・追加依頼など)

最後の5番目はとても重要です。
4段階目で買ってもらって終わりにせず、もう1つ買ってもらうことが大切です。
お客様になってもらうことはとても難しいことです。
すでにお客様になってもらった人から再依頼されたり、ついでにもう1つ依頼されることの方が、心理的にも容易なのです。

例えば、遺言書を書いてもらう時に、認知症になった場合の対策として、任意後見契約書も一緒に作ってもらう、などです。
一緒に作成するのは、お客様としてそれほど手間ではないし、その方が安心する場合もあります。
すすめてみることは、お客様にとっても悪いことではないでしょう。

他にも、会社設立時に創業融資や補助金など、組み合わせで勧められるものは少なくありません。
同じような立場の人をお客様として紹介してもらうこともできるでしょう。

1件依頼してもらったら、もう1件依頼してもらう。
これが出来るのも、行政書士の特徴です。

稼げる理由③ 競合が実は少ない

行政書士の数は、2019年10月時点で、48,768人です。
※2022年4月現在、50,286人
よく、コンビニの数と比べたりしますが、2020年1月のセブン、ファミマ、ローソンの合計が、52,108店舗なので、それよりは少ないです。

ただし、行政書士の場合、61歳以上が55.5%というデータがあります。
また、行政書士専業でやっている人が52%というデータもあります。
そう考えると、実はそれほど競争のない業界とも言えるでしょう。

行政書士業務は、何と言っても業務の数が幅広く、数も多いです。
どの業務を選ぶのかにより、競争相手もぐんと少なくなります。

昔から人気の建設業許可や、ここ数年人気の入管業務になると、競争もあり、報酬単価も下がっているようです。
人気や話題の業務は、その辺は宿命ですね。

例えば、私のメイン業務の1つでもある障害福祉サービス施設指定申請の場合、サービスの種類は17もあります。
これは少しずつ増えています。
どのサービスに特化するかで、さらに競争相手は減って行きます。
行政書士に人気のない分野を専門にすることで、戦うことなく、高単価で仕事を取ることが出来ます。

行政書士間では戦いがなくても、異業種との戦いに巻き込まれることはあります。
例えば、どんな業界にもコンサル業というものがあります。
障害福祉の業界にも、コンサル業が目立って進出してきました。
行政書士が戦う場所は、実は同業者ではありません。

異業種が行政書士の業務に入り込んでくるということは、その仕事がお金になるからです。
行政書士は、自分たちの仕事が稼げることをもっと知り、行政書士の仕事として確立することが大切です。
多方面からの競合が生まれていることを含め、もっともっとビジネスセンスを磨くことが、これからの行政書士に必要だと思います。

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かみやま

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