行政書士と聞いてどんなイメージが浮かびますか?
行政書士と聞いてどんなイメージが浮かびますか?
行政書士として開業することを考える時、お金のこと、事務所のこと、仕事のこと、色々気になると思います。
悩みは尽きませんが、1つ、早めに考えておいてほしいことがあります。
それは、行政書士のイメージです。
あなたにとって行政書士は、どんなイメージですか?
稼いでそう?稼いでなさそう?
楽しそう?楽しくなさそう?
そのイメージ、開業後に大きく影響しますよ。
イメージしたものにしかなれない
私は学生時代、国語の教員を目指していたのですが、教育実習後に方向転換しました。
もともと教職の教授から、「今まで、こんな先生になりたいと思える先生に出会えなかった人は、諦めた方がいい」と言われ、なりたいと思える先生なんていなかった私としては、その時点で雲行きが怪しくなりました。
なりたいと思える先生がいなかったどころが、こうはなりたくないと思える先生が多過ぎて、そうじゃない先生になって、生徒たちに生きる楽しさを伝えたいと思っていたため、いざ、そうじゃない先生ってどんな先生?と考えた時に、具体的な姿が浮かばないことに気づきました。
さらに、教育実習で担当になった先生が、まさになりたくない先生でした。
宿題を忘れた生徒には体罰を与えるという先生で、私も同じようにするよう言われましたが、私はそれを断りました。
先生からも、宿題を忘れなかった生徒からも、嫌な顔をされましたが、私は体罰には反対なので、出来ませんでした。
それがキッカケになり、教育実習終了後、慌てて一般企業に方向転換しました。
こんな先生になりたい!という人と出会える人は、目指す姿になれる人だと思います。
なりたい姿が見えているからです。
私は出会えなかっただけでなく、目指したい姿を見る力もなかったのでしょう。
ああはなりたくないと考えるのは簡単で、こうなりたい!と思うには、素直な気持ちが必要なのだと思います。
私には、それが足りなかったのでしょう。
なりたいイメージを決めよう
行政書士として開業を決めた時、学生時代のことを思い出しました。
あの頃より、少しは成長したはずなので、目指したい姿が見つかるはずと思いました。
開業を決めてから、かなりたくさんの行政書士や他士業の集まりに参加しました。
100人くらいに会うと、1人か2人、こうなりたい!と思える行政書士に会えました。
こうなりたい!と思えるかどうかは、人それぞれ理想が違うと思いますが、たくさんの人に会えば、理想の人に会えるはずです。
1人では足りない気がして、本当にたくさんの人に会いました。
1000人は超えていたと思いますので、何人ものステキな行政書士、スゴイ行政書士の人と出会えました。
理想の人に会ったら、どんな業務をどんな風にしているのか聞きました。
その中で、自分がやってみたいと思えるやり方が、少しずつ見つかって行きました。
行政書士以外の士業の方の話も、大変参考になりました。
仕事をしていく上でのヒントが、最初の一年目に収集できたと思います。
男性女性、年上年下、業界等関係なく、目指したい姿が見つかって行きました。
合格後は、ついつい同期との集まりや、支部の集まりに固定しがちですが、幅広くたくさんの人に会うのもお勧めです。
一年目の新人だからこそ、聞ける話もあるはずです。
行政書士なんて、たいした資格じゃないし、稼げないらしい。
そんな風に思っている人は、要注意です。
そのイメージを持ったまま開業しても、良い方向には行かないと思いますよ。
なりたいイメージを決めることは、開業する上で、とても大切です。
ぜひ、理想の行政書士像を見つけてください!