法律初学者が行政書士試験に一度で合格するための13のこと
行政書士試験に一度で合格するための13のこと
行政書士試験は、人気国家資格です。
毎年4~5万人くらいが受験し、10%くらいが合格します。
開業につながる魅力的な資格で、私もこの資格のおかげで人生が大きく変わりました。
ここでは、私の経験をふまえ、一度で合格するためにおすすめのことをお伝えします。
特に40代50代から受験する方に参考にしていただけると思います!
40代で行政書士試験に初学者で運良く一発合格した経験から、一度で合格するためにはこれがおすすめ!という13のことをまとめました。
できるだけ具体的な方法を詰め込みましたので、よろしければご覧ください!
1.毎日合格をイメージしよう
勉強してもなかなか問題が解けない。合格できるのかなー
毎日毎日問題を解いているのに、いつも間違えてしまう。勉強するたびに不安になりますよね。
私もそうだったので、ツライ気持ちはよーくわかります。
そこで、この記事の一番はじめに、合格するために一番大事なことをお伝えします。
合格するために一番大事なこと、それは「合格する!」と、毎日イメージすることです。
これは、合格する上で本当に大事なことです。
通学、Web講義、通信、独学、色々な勉強法があると思います。
どんな勉強方法でも、試験勉強では必ず問題を解き、問題が解けないことに悩み、苦しむはずです。
そんな時に、
「もうダメだ」
「こんなにたくさん覚えられるわけがない」
と思うと、それだけで挫けてしまいます。
私は通学とWeb講義を併用し、仕事が忙しい時は、Web講義中心で勉強しました。
通学の先生は、合格した時のイメージを常に持つことが大事だと言っていました。
インターネットで自分の受験番号を見つけた時を想像して、「やった!!」と、毎日ガッツポーズをすると良いと教えてくれました。
私はそれを毎日やりました。
「よし!!やった!!!」と言いながら、ガッツポーズをしてから勉強していました。
これ、かなり前向きに気合いが入ります。
同じクラスに初学者で1回で合格した男の子がいたのですが、彼も、
「ただただ素直に先生の言葉を信じて、言われたことだけやったら受かった」
と、話していました。
何と、彼は19歳でした!
きっとガッツポーズの練習もしていたはずです。
夏が過ぎた頃には模試を受ける人も多いでしょう。
実は、私は一度も合格点を取れませんでした。
300点満点中100点なんてこともありました。それも2回も!
それでも「絶対に受かる!!」と、声に出すことはやめませんでした。
周りは苦笑いでしたけど、最後には周りも「受かる気がする!」と、つられていました。
先生たちも、諦めないこと!と口々に言っていましたが、本当にその通りなんだと思います。
ぜひ、勉強の合間に、合格した時のイメージトレーニングを取り入れてみてください。
2.試験1年前から通学しよう
合格するためには、どれくらいの時間、勉強すればいいのかなー?
独学でも、Web講義や通信でも合格できると思いますが、法律初学者にはかなりキツイと思います。
無料講座など、Webで利用することもできますが、毎日勉強を続ける習慣をつけることや、毎日問題練習をすること、テキストで理解することは、初学者にはなかなか難しいかもしれません。
1回で合格するためには、時間は少しも無駄に出来ないと思います。
そこでお勧めなのは、試験1年前からの通学です。
私は文学部卒の法律初学者だったため、迷わず通学を選びました。
1年前から通学すると、最初は法律の基礎講座から始められます。
法律に興味がわくまでには時間がかかります。
講師も最初の方は余談交じりにゆっくりと話してくれるので、おすすめです。
「これなら楽しく勉強できるかも!」
そんな気持ちになってから、ようやく知識を習得できるものです。
この時間って大切じゃないかなと思います。
試験勉強を始める初学者の方は、1日でも、1時間でも早く始めることをおすすめします。
勉強しているうちに、他の学校の様子が気になってくるかもしれません。
そんな時は自分の学校のスケジュールを信じ、それに遅れないように頑張ってください。
私の選んだ学校では、行政法の勉強が6月後半からスタートでした。
これは、他の学校と比べるとかなり遅かった上に、行政法は覚えることがとても多く、焦りまくりました。
問題の数もかなり多かったです。
しかも、行政法は8割正解しないと合格に近づけないと言われます。
そのため、行政法については他の科目以上に工夫して勉強しました。
その結果、8月からの3ヶ月間必死にやれば何とかなることがわかりました。
民法に比べれば、短期集中で効果が出る科目だと思います。
どの科目もそうですが、何かと覚えるのに時間がかかるので、とにかく早めに勉強の習慣をつけることを心からおすすめします。
できれば通学でメリハリをつけた勉強をしましょう。
3.Web講義や音声講義を利用しよう
勉強を始めたものの、なかなか頭に入ってこないなー-
学校によって違うのかもしれませんが、私が通学した学校では、Web講座と各講座の音声ダウンロードは、オプションで追加できました。
確か、通学にプラス2万円だったと思います。
私の場合、自分の直感を信じて追加したのですが、復習としてWeb講座や音声講義を繰り返し利用したので、本当に役に立ったと思います。
都内の学校への通学が可能な方は、有名講師の講義を直接受けることが出来ますが、私のように、自宅も職場も郊外のため、仕事終わりに都内に出て、19時からの講義を聴くのはちょっと難しいという人には、通学は近くの学校で、Webは都内の講師のものを受講というのが、長く続けられるスタイルなのではないでしょうか。
Web講義や音声講義の良いところは、何と言っても速度を上げて聴けることです。
私の場合、英語学習で使用していたICレコーダーを利用して、ダウンロードした音声ファイルを1.5倍から1.8倍に上げて聴き続けました。
私が試験勉強をしていたのは、2021年11月から1年間ですが、その頃に比べ、ICレコーダーは手軽に購入できるものが増えましたね。
また、わざわざICレコーダーを使わなくても、音声ダウンロードしてスマホで聴けるようにすればいいので、本当に便利な時代になったと思います。
英語学習には、ゆっくり1度聴くよりも、高速で何度も聴いた方がいいという法則があります。
これは英語だけじゃないはずです。
とにかく何度も繰り返し聴くことがおすすめです!
4.ブログを始めよう
1年もモチベーションを維持するのは大変そうだなー
私の場合、行政書士試験を受けようと決めたのは、試験のちょうど1年前でした。
1年って、結構長い期間ですよね。
最初のやる気をキープするには、工夫が必要です。
私の場合は、勉強と同時にブログを開始したことが良かったです。
勉強とブログが何か関係あるの?と、疑問に思う人もいるかもしれません。
私は、大いに関係があると思っています。
私の場合、いきなり「行政書士〇〇(自分の仮の名前)のブログ」というタイトルをつけました。
「まずは合格する!」とサブタイトルをつけることで、自分の中の「合格して行政書士になる!」という意識が強くなりました。
そして、ブログを更新する度に、「合格する!」と自分に言い聞かせていました。
さらに、実際に勉強をしていないと、記事も更新できません。
さぼったことが、読者にばれてしまいます。
もちろん、最初は読者も少ないですが、チェックしてくれる人は必ずいます。
「勉強して記事を更新しなきゃ!」という意識も強くなります。
ブログには、行政書士試験を目指して勉強している人からのコメントもありました。
状況をコメントでやり取りをしたり、資格保持者からのアドバイスをいただくこともあり、何度も挫けそうな瞬間を救っていただきました。
独りで学校へ通ったり、Web講義を視聴するだけだったら、もしかすると挫折していたかもしれません。
資格試験を目指す目的でこれからブログを始める人に1つだけアドバイスをするとしたら、できるだけ勉強に関することだけを書くということです。
目的を合格と決めたのであれば、のんびりしたブログにせずに、頑張っているブログにした方が効果的だと思います。
もちろん、苦しい時期は何度も来ます。
違うことも書きたくなったり、勉強していないから更新できない日もあると思います。
そういう時は、「勉強が忙しくて、最近遊んであげられないワンちゃん」の写真を載せたり、「気合を入れたネイルの写真」をアップするなど、オフを試験に結び付けて記事にすると、意外と気楽に続けられると思います。
苦しい試験ですから、多少ホッとできる時間を作ることで、継続できるのかもしれませんね。
5.講師ブログを活用しよう
学校の勉強や問題集だけで合格できるのかなー?不安だなー
試験勉強を開始すると、日々不安に襲われますよね。
ここでは、勉強にもなり、気晴らしやモチベーションアップにつながる方法をご紹介します。
私が最初に飛び込んだ学校は、大原でした。
理由は2つあります。
- 偶然検索したブログに、行政書士の資格を取るのにおすすめの学校として、大原が挙げられていたこと。
- 調べたところ、通える範囲に教室があり、ちょうど説明会に参加できたこと。
偶然知った情報やタイミング良く参加できるイベントは、普段の生活の中で、私が大事にしているポイントでもあります。
縁を大切にしていると、良い方向にたどり着くと思えるからです。
ところが、ブログを読ませていただいたのは、大原ではなくLECの横溝先生と伊藤塾の平林先生です。
私が勉強していた2013年には、他にも数名参考になる講師ブログがありましたが、現在は更新されていないようです。
講師にも移り変わりがあるようですね。
さて、私が何と言ってもお世話になったのが、LECの横溝先生のブログです。
横溝先生のブログはこちら
先生のブログは、主に次の内容となっています。
- 勉強法
- 注目した判例
- モチベーションについて
- LEC無料イベントや行政書士試験の情報
- LECの担当講座の紹介
私が特に参考にさせていただいたのは、4の無料イベントと試験情報です。
大原に通っていたものの、後半はWeb講義で勉強することが多くなり、試験情報など、黙っていたら何も分からない状況でした。
横溝先生のブログは毎日更新される上に、日々有益な情報がアップされます。
特に試験が迫る中、これはどうしたらいいんだろう?と悩んでいると、その回答とも言える記事が上げられていたりして、おおおーー!!!と、叫んだことも何度もありました。
まさに神ブログ。ブログのお手本と言える発信内容です!
そもそも行政書士の勉強を始める前に読んだのが、横溝先生の「資格の合否はノートで決まる」PRという本でした。
とても全部は真似できませんでしたが、この本を読んでから勉強に取り組んだことで、無駄なノートを作らずに済んだと思います。
多くの受験生がチェックしているブログだと思いますので、学校、通信、独学に関わらず、ぜひ日々チェックすることをおすすめします。
そして、伊藤塾の平林先生のブログです。
平林先生のブログはこちら
伊藤塾は2回の模試を利用しただけでしたが、とてもそれだけとは思えないのは、個性的な先生のブログをたくさん読ませていただいたおかげでしょう。
「伊藤塾は、イケメン&美人しか採用しないのか?」
そんな疑問まで湧いた、伊藤塾の合格祝賀会。
たくさんの講師の方々と言葉を交わすことができましたが、みなさん、ステキなビジュアルの方ばかりでした。
ビジュアルだけではなく、とても熱い講師が揃っています。
塾長から熱いので、それが伝わっているのかもしれません。
平林先生のブログは、講義録をアップしてくれているので、テキストがなくても参考になり勉強になります。
私はこれをプリントアウトして、会社の昼休みなどに一気に読んでいました。
また、平林先生は、動画講義(試験勉強の仕方など)もすごく充実した内容です。
パワポなどの資料は、しっかり活用させていただきました。
一番印象に残っているのは、行政手続法の流れについてパワポに書き込みをして仕上げるものです。
手続きの流れを追った構成になっていたため、しっかりと理解できました。
行政法に泣く人も多いと思います。
講師ブログや講師の方が提供する資料を最大限利用することを心からおすすめします!
6.受験を公言しよう
まわりの人には黙って勉強した方がいいのかなー?
仕事をしながら勉強するような場合、お昼休みに勉強したり、飲み会を断りやすくするためにも、周囲に試験勉強をしていると伝えた方が時間管理がしやすくなるかもしれません。
私の場合、自分にプレッシャーを与えて追い込んだ方がモチベーションが上がるようです。
このことに気づいたのは、もう5年以上前になると思います。
その時勤めていた会社では、TOEIC600点が課長昇進の条件でした。
当時の社長が年度末で退職すると知り「社長が退任する前に、TOEIC600点取ります!」と、宣言しました。
その時の私のスコアは、500あるかどうかだったと思います。
これが私にとって最初の「宣言して達成する」成功体験になりました。
それ以来、会社の目標管理の資格目標欄には毎年TOEICの目標スコアを書くようになりました。
毎年100点ずつスコアが上がっていったのには、私自身驚きました。
このやり方が私に合っていると感じ、2012年度の目標管理シートの資格欄に行政書士と書きました。
もちろん、上司は半分笑っていましたが、目標達成は自分のためですから、公言したら頑張るだけです。
達成した時の喜びは、TOEICとは比較になりませんでした。
人生が変わると感じたのは、あの時くらいでしょう。
自分が勉強をしていることを隠す人の方が多いと思います。
ところが周囲に言ってしまった方が、勉強する環境が整えやすくなるはずです。
上司にはあまり積極的には言っていませんでしたが、試験が近くなって来た時に上司の方から聞いてきたため、状況を正直に話しました。
その結果、フレックス勤務にしてもらったり、有休取得もしやすくなりました。
同僚には、ランチタイムに勉強したいため一人で過ごせるようお願いしました。
とにかく時間が足りないと思い、ランチタイムは会議室にこもり勉強しました。
同僚が応援してくれたおかげで、勉強時間が確保できました。
他にも、周囲の人に話していたため、「どう?受かりそう?試験、いつだっけ?」と声をかけられる度に、気を引き締めることができました。
これは、人によってはプレッシャーで逆効果なのかもしれません。
向き不向きもあると思いますし、上司が同僚が応援してくれるとは限りません。
ただ、人はどうしても自分に甘くなってしまうので、これくらい自分を追い込むことで一発合格に近づくかもしれません。
上司や会社に話すこと対して、経営者の年輩男性がこんなことを言っていました。
一理あると思うので、ご紹介します。
仕事と関係のない資格を取る時は、会社には言わない方がいい。
私は経営者として、会社の仕事と関係のない資格の勉強をしている人が嫌いだ。
印象が悪くなるから、言わない方がいいと思う
人には様々な考え方があるので、そこは空気を読むしかありませんね。
そして、参考までにもう1つ。
ランチ仲間からはずしてもらったことで、行政試験が終わってからもランチタイムは一人のままとなりました。
女性のランチ仲間は、半年以上も離れてしまうと別の人間関係が出来上がっていて、戻ろうにも戻れない状況となっていました。(苦笑)
そのため合格後も、ランチタイムは読書や勉強時間となりました。
7.眠くなったら場所を変えよう
仕事をしながらだと、なかなか勉強に集中できないなー
勉強をしていると、必ず睡魔に襲われる時がやってきます。
しかも、何度も。
学生の時もそうでしたが、仕事をしながらの勉強となると、日々生活するだけでかなり疲れます。
もちろん、家事や子育ても大変です。
その上勉強となると、相当な覚悟が必要となるでしょう。
「眠くなったら思い切って寝ましょう。そして早起きして勉強しましょう」
そんな意見も見かけます。
これが出来るなら、その方が効率がいいと思いますが、私は朝の勉強が苦手です。
そこで、眠くなってもギリギリまで諦めないことにしました。
何とか眠くならず勉強する方法を試し続けました。
一番効果があった方法は、場所を変えることでした。
家に帰ると集中できないことが多かったため、まっすぐ帰宅せずに、大きなフードコートで1時間から1時間半勉強しました。
帰宅後は、家の机で勉強。これが一番眠くなります。
眠くなったらソファーやバスタブに移動して勉強しました。お風呂に本を持ち込むと、かなり集中して読めます。
最後は、ベッドサイドに置いた条文やカードで重要項目のチェック。
こんな感じで、移動して目を覚まし、気分を変えて勉強するようにしました。
もちろん、通勤中の車の中では、講義音声を聴きました。
集中力は何時間も続くものではありません。
また、家に居るとリラックスしてしまい、集中できないのが普通だそうです。
(カウンセラーの人から聞きましたが、ある程度のストレスがないと、集中できないそうです)
特に直前期は、どれだけの時間を勉強に充てられたかが勝負のようです。
睡魔との闘いに勝つことは、とても重要になります。
「こうすれば眠くならない」というパターンを作ることも、合格するために必要になるはずです。
時には、フードコートでも睡魔に襲われ、家の机ではノートの跡が顔に付くまで寝てしまい、バスタブではお湯の中にテキストを落としてしまう。そんなどうしようもない日もありました。
それでも諦めず、とにかく毎日勉強する。
その習慣が、1度で合格するためには必要なのだと思います。
それぞれの環境によって、時間の作り方も違うはずです。
スキマ時間を見つけ、わずかな時間に集中して勉強しましょう!
8.模試は3校で受けよう
模試はどれくらい受けた方がいいのかなー?たくさん受けても意味がないのかも、、、
行政書士試験は3時間。まあまあ長いと思います。
試験に合格するためには、もちろん勉強が大切ですが、試験本番における時間管理も重要だと思います。
特に初めて試験を受ける場合、本番で初めて3時間を体験するのはかなり危険です。
家で3時間計って過去問をやるのは当然ですが、私は公開模試を受けることをおすすめします。
資格学校の先生によっては、「他校の模試は受けなくても大丈夫!」と言う人もいますが、私は3校くらいは受けた方がいいと思います。
学校によって文章の雰囲気も違いますし、傾向も違います。
会場の雰囲気も全然違います。
中には解答が見える場所に山積みにされていたり、試験監督が途中で離席するような学校もありました。
一方、本番さながらの大きな会場で、緊張感をもって受けられる学校もありました。
暑過ぎたり、寒過ぎたり(エアコンの効きすぎ)、時間帯が本番と比べ大幅にずれていたり。
色々経験していると、本番に精神的なゆとりが生まれると思います。
私の場合、本番が一番環境が良かったし、集中できました。
たまたまかもしれませんが、練習をたくさんした成果のように思えます。
具体的な模試の回数ですが、私の場合、8月に2回、9月に2回、10月に6回、計10回受けました。
内2回は中間テストという名称でした。
たくさん受けたら復習する時間が取れず、意味がないのでは?と、思う人もいるでしょう。
そこで、私の復習法を書いておきますね。
模試ではたくさん間違えました。
1つの問題につき、5つの文章(選択肢)があるわけですから、間違えた問題を全部復習しようと思うと、それはそれは大変です。
そこで私が取ったのは、多くの先生が推奨していた、正答率が高い問題だけを復習するという方法です。
間違った問題の多くは、正答率28%とか、32%などという問題でした。
みんなが解けないものは、解けなくても大丈夫です。
そもそも行政書士試験は6割正解すれば合格できるテストです。
大切なのは、正答率50%以上の問題を確実に正解することです。
正答率50%以上なのに間違えた問題については、解答もしっかり読み込み、行政法は条文も引っ張り出してしっかり復習しました。
正答率50%以上に絞り込むと、復習する問題がぐっと減って来て、やる気も出ます。
正答率がなかなか出ない学校もあるかもしれません。
その場合、講師がブログに載せてくれたり、速報動画を出してくれる場合もありました。
今なら、YouTubeで解説する場合もあるはずです。
色々チェックしてみてくださいね!
9.効果的なノートを作ろう
私は学生時代、真面目に家庭学習をしたことがありません。
塾にも通ったことがないです。
自分が勉強したいことが本当に学べるのは大学と信じていたのに、大学では学生たちは誰も勉強していません。
ショックを受け、諦めて自分もバンド活動を楽しむという、流される日々を過ごしていました。
そんな人間が、突然難関と言われる資格を取ろうと思いつき、最初に思ったことは、
どうやって勉強したらいいんだろう?ノートって必要なのかな~?
と、かなり初歩的な疑問でした。
その時に出会ったのが、こちらの本でした。
LECのカリスマ講師、横溝先生の「資格の合否はノートで決まる」PRです。
この本には具体的なノートの使い方が書いてあり、ノートのタイプもいくつかに分かれていました。
その中から、次の3冊のノートを作ろうと決めました。
①スケジュールノート
②マルチノート
③重要項目まとめノート
実際に作って使ったのは、①と②だけでした。
結局、全体の重要項目をまとめることはできず、(まとめにかける時間はありませんでした)計画と日々の進行を記録するスケジュールノートと、学校の講義や、動画講義を聴いて、重要と思うことを書き留めるマルチノート、この2冊がとても役に立ちました。
スケジュールノートの使い方は、まず1ヶ月の計画を記入し、日々勉強する上で実際に終わった項目にシールを貼っていきます。
まったく計画通りに進まない月は、画像のようにシールもまばらです。
ちゃんと計画通り進むとノートがシールでいっぱいになります。
これが結構モチベーションアップにつながったり、進行具合を把握するのに役立ちおすすめです。
マルチノートは、B6サイズの小さいノートで、これはもう何も気にせず、いいと思ったことをすべて書き留めていくノートです。
小さいのでいつでも持ち歩けて、あとでパラパラ見直すのにも便利でした。
こちらもおすすめです。
ノート作りに時間を取られては、本末転倒です。
あくまでも補助的な役割として、使っていきましょう!
10.憧れの行政書士を見つけよう
行政書士試験に受かったら、楽しくなるのかなー-?
何かを勉強するときに、目標がないと上手く行かないと言う言葉をよく耳にします。
大学生の頃、教職科目の教授から言われた言葉は、今でも忘れられません。
目標とする先生はいますか?これまでに尊敬できる先生がいなかった人は、教師は諦めなさい
また、英語を勉強しているときに、TOEIC990点の人や英会話の先生が言っていました。
「どうして英語の勉強をしているの?目的がなければ、上達はしないと思うけど、、、」
私はそれを聞いた時「なるほど、だからゴールが見えないのか、だから上手く先に進めないのか」と、とても苦しい気持ちになりました。
ところが行政書士試験の時は、まったく違う状況が作れました。
私には合格前から目標となる行政書士の先生がいました。
その先生たちがどんな活動をしているのか、開業当時はどんなことをしていたのか、ブログなどを読み漁りました。
それをお手本にして行きたいと考えているうちに、自分が進みたい方向が見つかりました。
そして進みたい方向には、さらにお手本となる行政書士の先生がいたのです。
今はインターネットで色々な情報を手に入れることができます。
運良く、憧れの先生とお知り合いになることもできます。
直接お話を聞くと、さらに得るものがあり、モチベーションも上がり、アイデアもどんどん湧いて来るものです。
私は教師も諦め、英語も目標が見出せないままでした。
ところが行政書士に関しては、勉強開始当時からは考えられないくらい、たくさんの目標ができました。
また、たくさんのアイデアが湧き、未来への良いイメージも持ち続けています。
それは、開業前から今もずっと続いています。
すべては憧れの行政書士の先生たちを見つけることができ、行政書士という職業のイメージが膨らんだからだと思います。
試験勉強とは逸れた話にも聞こえるかもしれません。
だけど目標や目的を持って勉強することは、合格に近づく上でとても大切なことだと思います!
11.徹底的にスキマ学習しよう
仕事をしていると、勉強時間が取れないなー。仕事をしながらの合格は、無理なのかなー-
会社勤めや家事や子育てをしていると、一日のほとんどの時間が埋まっていますよね。
どうやって時間を捻出したらいいのか、まずはそこで躓くかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、スキマ学習です。
それも、徹底的なスキマ学習です。
私もそうでしたが、会社勤めをしながら資格取得を目指す人にとって、時間の捻出は共通の悩みです。
まとまった時間が取れないなら、スキマ時間を上手く利用する!
これしかないと思いませんか?
私の場合、会社のランチタイムは会議室にこもり、勉強することにしました。
それまで一緒にお昼ご飯を食べていた人にお願いし、試験がある11月までは、別のグループで食べてもらうことになりました。
ランチタイムは、主に音声講義を聴き、問題演習に取り組みました。
この1時間弱は、集中すればかなり有意義な時間になります。
次に通勤時間です。
私は車通勤だったため、車の中ではひたすら音声講義を聴きました。
通勤時間は短いのですが、それでも往復毎日聴いていると結構な時間になりました。
また、家で勉強すると、睡魔に襲われたり、煮詰まってくることが多いです。
意外と集中できるのがバスタイムでした。
気分転換にもなり、目も覚めるのでおすすめです!
よく、「本が濡れないの?」と聞かれますが、私はお風呂のフタの上にタオルを敷いて、その上に本や問題集を置きました。
濡れてフニャフニャになることもなく、問題なく勉強できましたよ。
それに、1年しか使わない本や問題集なんだから、多少濡れてもいいのでは?とも思うようになりました。
それよりも、集中できる時間を確保することの方がかなり重要です。
細かいことを気にするより、勉強時間の捻出を優先しましょう。
バスタブで音声講義を聴く時は、防水のケースに入れて聴いていました。
今は防水グッズも色々出ています。
防水イヤホンにブルートゥースで音声を飛ばして聴くという方法もあります。
これなら、髪を洗いながらでも音声を聴くことができます。
ランチタイム・通勤時間・バスタイムの3つスキマ時間で、2時間は確保できたと思います。
これに加え、机の前やフードコートで2時間~3時間勉強すれば、合格に近づける時間は確保できるはずです。
机の前で2時間~3時間集中するのは、結構大変です。
なかなか集中力が続きません。
だからこそ、スキマ学習はおすすめですし、貴重な時間になると思います。
12.初学者こそ記述対策をしよう
行政書士試験って、点数取るのが難しそうだなーー
行政書士試験は300点満点中180点取れれば合格できます。
その内60点は記述問題です。
一般知識の足きりという嫌なボーダーラインもある中で、全体の6割である180点を超えるのは、実はなかなか大変なことです。
記述問題は3問あり、ここでどれくらいの点数が取れるかで、運命が分かれるということも多いと思います。
記述問題には模範解答はもちろんありますが、部分点も入ります。
20点か0点かということではなく、4点もあれば18点もあるという、点数の付き方に幅がある問題です。
1つの問題には、いくつかのキーワードがあるので、その書き方によって点数も変わってきます。
学校によっては、あまり対策をしないところもあると思いますし、「テキストや問題をちゃんとやっていれば書けるはずです!」などという、本当かな~?と思う指導もあります。
模試を受けると、まったく書けなかったり、そもそも聞かれているポイントをどう掴めばいいのか分からないこともありました。
私の場合、悩みは大きくなるばかりでした。
そんなとき、毎日読んでいたLECの横溝先生のプログに、「記述解きまくり60問」という講座が紹介されていました。
名前の通り、記述に出そうな論点を集めた問題が60問出される講座です。
たまたまセールになっていたので思い切って購入し、とにかく時間が許す限り、講義音声を何度も繰り返し聴きました。
もちろん、実際に何度も書いて覚えました。
少しずつ答え方のコツが分かってきて、重要論点が把握できるようになったと思います。
試験直前1ヶ月は、毎日通勤途中などに聴いていました。
その甲斐あって、記述は60点満点中42点を取ることができました。
記述以外が150点で、合格は難しいと判定されることもありました。
完全に記述のおかげで合格することができたのです。
初学者が法律を理解し、択一で正解肢を選ぶのは、本当に大変なことだと思います。
少しでも合格に近づくためには、記述問題でより多くキーワードを挙げ、部分点を多く取ることではないでしょうか。
直前で大丈夫だと思うので、集中的に記述問題対策をすることをおすすめします!
13.直前2ヶ月は毎日4時間勉強しよう
試験が近いのに、勉強に集中できないなー
行政書士試験は、毎年11月に実施されます。
9月を過ぎると直前期。
この頃になると、不安に襲われ勉強に集中できない人も多いでしょう。
それでもおすすめしたいのが、直前期の1日4時間学習です。
私のように、仕事をしながら勉強している人もたくさんいると思います。
仕事をしながら1日4時間勉強するのはキツイと感じる人も多いはずです。
それでも何とかして、1日4時間は時間を確保してください。
その代わり、一度で合格すれば、その後の自由時間が確保できます!
一度で合格するというのは、本当に効率的ですし、次の目標にもすぐに移行できます。
開業を考えているのであれば、なおさらすぐに合格したいと思います。
時間を確保する2ヶ月間は大変ですが、2度、3度受験することを考えると、最後の2ヶ月は本当に短い期間だと思います。
思い切って、テレビも一切やめて、飲み会もずべて断って、家族にもお願いして、何とか最後の2ヶ月は毎日4時間勉強する。
無理なら1ヶ月でもいいです。
やろうと決めたらできるはずです!
スキマ学習でも書きましたが、私の場合、細かく時間を確保しました。
- ランチタイムに約1時間
- バスタイムに約30分
- 帰宅前にフードコートで1時間半から2時間
- 帰宅後、1時間から1時間半
これで、合計4時間確保できます。
この他に、通勤時間に音声講義を聴きました。
(音声講義の時間を除いて勉強時間を4時間取ることをおすすめします)
朝が強い人は、朝の30分から1時間を確保できると思います。
直前の頑張りは、本当に結果を左右すると思います。
それまでの模試の結果がどんなに悲惨でも、諦めずに続けることを強くおすすめします!
私は、直前2ヶ月は1日4時間勉強しました。
模試の結果もひどかったですし、一度で合格したい!という気持ちが強すぎて、とにかく勉強するしかなかったです。
周りは「あの頃はとりつかれたように勉強してたね」と言います。
おそらく合格している人は、皆さんそれくらい勉強しているのではないでしょうか。
行政書士試験は、100人中10人しか受からない試験です。
でも、真面目に勉強すれば必ず合格する試験だと言われています。
現に、初学者の私でも合格することができました。
おかげでサラリーマンから抜け出し、人生はガラリと変わりました。
だれの目も気にせず、ひとりで自由に仕事をしています。
どうか受験を控えたみなさん、これから受験を考えているみなさん、
もう無理だー!と思うこともあるかもしれませんが、
決して諦めずに、最後の最後まで、ひたすら合格を信じて続けてください。
ゴールにたどり着くのは、諦めない人だけです!