誰かがほしいものを提供すれば、必ず売れる<必ず売れる商品の作り方>
誰かがほしいものを提供すれば、必ず売れる<必ず売れる商品の作り方>
開業すると、割とすぐに知り合いから仕事が入ることがあります。
「ご祝儀」と呼ばれるらしいですが、開業あるあるのようです。
浮かれて2つくらい仕事をこなしたところで、ぱったりと仕事が入らなくなる。
ここまでが、よく聞く開業あるあるで、私自身も経験しています。
開業して仕事を安定して手に入れるには、そんなに簡単なことではありません。
だからと言って、売上がない時間が続いてしまうと、精神的にも、金銭的にも、厳しいですよね。
それでは開業1年目に、どうやって売上を作ったのか。
私がとった行動を書いておきます。
ほしいと言われてから作る商品は必ず売れる
開業してすぐに、私はやりたい仕事として「スタートアップ・会社設立、起業支援」と「エンディング・相続手続き」を挙げ、名刺の裏にも記載していました。
業務を決めておかないと、何が出来る人なのかが伝わらず、仕事が来ないと思ったからです。
最初に依頼されたのは、知り合いからの遺産分割協議書の作成でした。
戸籍の収集等は、ほぼお客様の方で完了していたので、不足している書類のみを取り寄せ、ヒアリングに基づいて遺産分割協議書の作成をし、その後の登記については、司法書士さんをご紹介しました。
私が開業したタイミングで、知り合いのご家族に相続が発生したことが、依頼のポイントだと思いました。
つまり、相手にとって必要なものを私が仕事としていたわけです。
仕事とは、このタイミングを作ることだなと思いました。
ホームページに、こんな業務をこんな想いで取り扱っています、と書いていましたが、ちょうどその業務が必要な人が、そのページを読む確率は、かなり低いかもしれないと感じ、どうしたら仕事につながるか考えました。
その結果、誰かがほしいものを商品サービスとして作り、売って行くことを思いつきました。
当時毎日更新していたブログには、女性の起業を応援したい、サポートしたい、という内容を書いていて、会社設立をしたい人からの依頼が来ないかなと思っていました。
だけど、自分自身もそうですが、まずは個人事業でやってみる人が多いことに、すぐに気づきました。
それなら個人事業を始める人に提供できるサービスを考えようと思いました。
ブログを読んで、知り合いから、知らない人から、こんなことを知りたいと、メールやメッセージをいただくようになり、1つ1つその要望に答える講座を開催することにしました。
参加費を3,000円に設定し、起業に関する勉強会を月に3回くらい開きました。
すると、ブログを読んでくれた女性からの参加申込みが毎回あったのです。
これが、ほしいものを作り、買ってもらう流れの最初の一歩でした。
誰かがほしいものは、他にもほしい人がいる
一番初めに「こんな講座や勉強会を開いてほしい」と言ってくれたのは、知り合いでした。
私が開業したことに刺激を受けたと言ってくれて、その後、彼女も独立することになりました。
キッカケになれたことも嬉しく、勉強会も、企画していて楽しかったです。
彼女だけでもいいと思って開いた勉強会に、結局、4、5人の女性が集まりました。
続けているうちに、ブログを読んでくれた女性が少しずつ増えて、10名を超えるようにもなりました。
1人がほしいと言ってくれるものは、他にもほしい人がいるんだなと気づきました。
おそらく世の中にあふれる商品サービスのほとんどが、こんな感じで生まれているのではないでしょうか。
1人がほしいと言って、その人のために始めると、少なくともその1人は買ってくれます。
まったくの無駄になることはありません。
この経験から、講座や勉強会を開く時は、誰かがやってほしいと言うものを開催することにしています。
長く続いているホームページ制作講座も、1人の人からのリクエストで始まりました。
ホームページは、開業に必要なアイテムなので、開業サポートにつながると考えました。
この講座については、行政書士事務所とは別に個人事務所をつくり、最終的には、株式会社(ひとり会社)をつくって1つの事業として取り組むことにしました。
その後、毎月参加者が続く講座になりましたし、遠方から参加される方も何人もいました。
それならばと、昨年からは、オンラインでもホームページが制作できる講座を作ったところ、これも遠方の方に限らず、自分のペースでホームページを作りたい方からお申込みをいただいています。
自分がやりたいことではなく、人がほしいと言うものを作ることは、確実に売れる商品サービスを作る方法と言えるでしょう。
特に開業1年目は、なかなか売上が安定しないため、人がほしいものを作って行くことがお勧めです。