差をつけるなら人と違うことをしよう!<ただし、注意点があります>

差をつけるなら人と違うことをしよう!<ただし、注意点があります>

こんにちは!かみやまです。
行政書士7年目、ひとり会社を作って3年目です。
行政書士3年目に、業界の10%である年間売上1,000万超えを達成しました。
売上にこだわり、悩み続けた3年間を過ごしているので、悩みに答えるブログを書き続けています。

今日は売上作りのヒントとして、人が違うことをしよう!という話です。
私の場合、開業直後から周りの行政書士とはちょっと違う動きをしていたので、良い点と悪い点、両方書いて行きます。

行政書士は無くなる仕事らしい

2015年12月に公表されたオックスフォード大学と野村総合研究所の研究の中で「AIによる代替可能性の高い職業」として、3つの士業が、代替可能性90%以上とされました。

代替可能性90%以上の3つの士業とは、次の通りです。

  1. 行政書士 93.1%
  2. 税理士 92.5%、
  3. 弁理士 92.1%

さらに、公認会計士が85.9%、社会保険労務士79.7%、司法書士78.0%と続きます。
なんと、行政書士の代替可能性が一番高いという結果になっています!

こういった報道にまったく焦りを感じない私は、「お!行政書士もメジャーな職業になったなー」と、名前が挙がっていることを嬉しく思ったくらいです。

なぜ、無くなるとか、AIに取って代わられると聞いても焦らないのか。
それは、私が一般的に行政書士と呼ばれる人たちとは、違う動きをしているからです。

行政書士が無くなる仕事なら、一般的に行政書士の仕事と言われていることをしなければ、無くならない可能性がありますよね。
AIには代われない仕事をすれば、その仕事はAIが原因で無くなることはないでしょう。

 

付加価値は周りとの違い

行政書士の勉強会をする中でも、「行政書士はAIの進歩により無くなると言われていますが、その点はどう考えますか?」という質問を受けたことがありますが、AIが進歩してもしなくても、誰かに必要とされない仕事は無くなるでしょう。

もっと言えば、誰にも必要とされない人は、仕事が無くなると思います。
これは、会社員でも、フリーターでも、個人事業主でも同じことです。
どの立場でも、仕事が無くなる可能性は同じくらいあるはずです。

仕事が無くなったとしたら、それは自分が行政書士だからではないです。
行政書士も、会社員も、残る人と残らない人に分かれるのが、これからの時代に起こることでしょう。

人に必要とされ、仕事を頼まれる行政書士になるためには、差別化付加価値が必要です。

これは、誰もが言っていることでしょうし、私も開業当初から意識して来ました。
その中で、意外とたくさんの人たちが、周りと同じことをしているなと感じています。

これからはインバウンドだ!という声が聞こえてからは、多くの行政書士が入管をやりたいと言います。
私が開業した約7年前には、民事はやるもんじゃない!と言われていましたが、今は遺言書や相続をやりたいという行政書士が増えています。

建設業許可は、昔から花形と言われていましたが、今も花形と言えるのでしょうか?
たくさんの人が専門にしたことにより、値崩れしているイメージもあります。

周りと同じ業務をすることは、決して悪いことではありません。
時代の流れには敏感でいたいですし、誰もが上りのエスカレーターに乗りたいと思うでしょう。

ただ、やり方やターゲットまで周りと同じにしてしまったら、新しい流れは作れませんし、単純に戦いに参加するだけです。
周りとは違うターゲットに対して、これまでになかったやり方を作ることが、人に真似されにくく、差別化しやすい進め方と言えるでしょう。

周りとは違うことをすることが、差別化であり、付加価値になります。

 

人と違うことをする時に注意したいこと

私の場合、開業当初、売上の作り方などのやり方がまったく分かりませんでした。
あちこち前職で知り合った人たちに会いに行きましたが、前職の人脈など意味のないものだと、すぐに分かりました。

そこで苦肉の策として始めたのが、勉強会や講座の開催です。
数千円でいいから、売上を作りたいと考えた結果です。
ブログで集客したところ、人が集まる流れが作れるようになっていました。

さらに、協力してくれるITエンジニアたちがいたため、ホームページを作成するWordPressの講座を開催しました。
これを半年くらい開催する中で、私自身のWordPressやSEOに対する学びが深まり、ホームページ講座が1人で開催できるようになりました。

WordPressのホームページ講座を開催した時に、たくさんの人からこう言われました。

「それって、行政書士の仕事じゃないですよね?」

実は、この時すでに、私は「kamiyama office」の開業届を提出していて、個人で2つの事業をしている形を取っていました。
これが、ひとり会社の前身です。

行政書士が行政書士の仕事をするのは当たり前ですが、別の事業をするのはまったく問題がないことです。
行政書士は副業、兼業可能ですし、法律的にも問題ありません。
週末行政書士も可能ですし、それも含め、魅力的な資格だと思います。

周りはなぜか、人と違うことをすると違和感をもつようです。
SNSで叩かれる人など、違和感を持たれている人が多いですが、この違和感が原因で、嫌なことを言われる可能性があります。
これは、気にする必要はありませんが、気になるのも事実です。
周りの意見を気にしない太い神経が必要になります。

また、せっかく行政書士という稼げる資格があるのに、違うことを一緒に始めると、そちらに力を注ぎ過ぎる危険もあります。

例えば私のように、勉強会や講座を開催する場合、それがメインになってしまうと、行政書士の仕事がさらに取れなくなる可能性が高いでしょう。
この場合の勉強会や講座は、あくまでも行政書士の仕事につながるものにするよう気を付けましょう。
例えば私の場合は、起業向けの勉強会から会社設立につなげたり、遺言講座を遺言書作成につなげて行きました。

行政書士以外に仕事をする場合、それを行政書士の仕事につなげるよう工夫することをお勧めします。
それにより、差別化や付加価値になることを忘れないでください。

 

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