開業一年目の売上は、2年目、3年目にはどうなるのかシミュレーションしてみた
開業一年目の売上は、2年目、3年目にはどうなるのかシミュレーションしてみた
先日、開業一年目の売上について、2ヶ月に一度定期的に依頼が来たらどうなるか、シミュレーションしてみました。
今回は、その続きになります。
上の記事の動きを3年続けたら、売上はどう変化するのか、シミュレーションしてみましょう。
売上はじわじわと伸びて行きます
売上が安定するまでには、時間がかかるものです。
理由は簡単です。
開業して間もない頃は、誰にも知られていないからです。
どんなにいい商品やサービスがあっても、知られていなければ買ってもらえません。
また、事務所の場所が分かったところで、人は知らない人から何かを買おうとは思いません。
知ってもらう、信用してもらうまでに、時間がかかります。
開業一年目は、お客様に知ってもらい、信用してもらう時間なのです。
開業から3年間の私の売上推移については、次の記事に掲載しています。
3年間の売上イメージとして、ご覧ください。
1年目はツライですが、2年目、3年目と続けるうちに、様子が変わって来ます。
昨日のシミュレーションは、次のような条件でした。
<収入>
講座参加費 1人1,000円 毎月5人参加と計画する
遺言書作成料 1件10万円+消費税+その他実費(実費はそのまま経費で相殺)
※遺言書作成は2ヶ月に一度依頼されると計画する
<支出>
新聞折り込み広告 1ヶ月25,000円+消費税
会場費 1ヶ月約5,000円
講座資料作成のためのコピー用紙、インク等 1ヶ月約2,000円
経費はこのままで、2年目の売上が1.5倍になるようにすると、次のようになります。
依頼は1.5倍なのに、利益は2倍以上になっているのが分かりますね。
実際、講座を毎月続けて、2年目に依頼を1.5倍にするのは、現実的な数字です。
続けることで、効果は出て来るものです。
3年目に大きく売上が伸びるヒミツ
さて、同様に3年目の依頼数を2年目の1.5倍として計算してみましょう。
今回は経費を少し増やします。
販促グッズ(名入りボールペン等)などに年間10万円、また、SNS広告に月4,500円使って行きます。
結果は、次の通りです。
経費を15万4千円増やしたにも関わらず、利益は2年目の2.2倍以上になっています。
1年目と比べると、5倍近い数字です。
これが、1年目から3年目にかけての売上のイメージです。
一点注目していただきたいのが、2月の「遺言執行 495,000円」です。
遺言書作成をしていると、遺言者が亡くなるタイミングに遭遇するものです。
遺言書の中で自分を遺言執行者に設定しておくと、遺言執行を依頼されます。
私自身の経験として、遺言書作成を始めた2年後には、3名の遺言執行をすることになりました。
そのため、この経験を加え、3年目の売上としました。
今回は遺言書作成でシミュレーションしましたが、他の仕事についても、遺言執行のように次につながる仕事を考えておくことで、3年目の売上がぐんと伸びるはずです。
先々の売上につながることを考えながら、商品・サービスを作って行くことは、事務所を継続させるためにもお勧めです。
単発で終わらせるのではなく、
次のつながる仕事を作っていきましょう!