行政書士開業準備のことを書こう その1開業までのスケジュール

行政書士開業準備のことを書こう その1開業までのスケジュール

行政書士という資格は、合格するとすぐに開業できる数少ないものです。
すぐに開業できるため、経験や実績がないままスタートする人が多く、多くの人が開業直後に途方に暮れます。
なぜなら、開業にはルールや正解がなく、何をしたらいいのか、自分で決めないといけないからです。

もちろん私も、開業直後に途方に暮れた一人です。
何とか開業3年目に、業界10%の年商1000万を達成しましたが、今考えると、数々の失敗の中で、安定した売上のつくり方を手に入れたおかげです。

今日はそんな私の開業当初の行動について、失敗談も含めお伝えします。
開業を迷っている方、開業して途方に暮れている方に、少しでもお役に立てると嬉しいです。

会社退職から開業までのスケジュール

私が会社を退職をしたのは2013年6月30日のこと。
開業までの2ヶ月間のスケジュールは、次の通りでした。

2013年6月30日 会社退職

2013年7月1日 ブログ、FBページ開設

2013年7月4日 予定より早く、神奈川県行政書士会へ登録申請

2013年7月6日 行政書士の学校「開業ダッシュセミナー」参加

2013年7月24日~8月9日 事務所内装工事
→ 一部の工事が8月下旬となりました

2013年8月15日 神奈川県行政書士会登録完了予定
→ 2013年8月1日に無事登録

2013年8月19日~23日 事務所備品等準備
→ 応接テーブルやキャビネットの入荷が遅れる

2013年8月30日 神奈川県行政書士会 登録証交付式

2013年8月31日 事務所完成予定
→ 9月に数か所作業して完成

 

退職の次の日からブログを開始した私は、2013年7月2日(開業前)に次のようなブログを書いています。

行政書士として独立しようと考えた時、「最初はこじんまり」という考えがありました。
よく「固定費を抑えろ」という言葉を聞きますし、固定費を抑えなかった場合に、「そんなことも知らずに独立するの?」なんて言われるのもイヤだな、、、と、多少、人の目が気になるところもありました。

「最初はこじんまり」
女性だから、自宅はちょっと怖いから、まあ、事務所を借りるとしても、最初は小さいワンルームかな。
名刺は自分で作って、最初は自宅のプリンターで印刷すればいいかな。
ホームページは知り合いに作ってもらって、多少自分も携わったことがあるから、何とかなるだろう。
その方がきっと、印象もいいはず!

でも、その考えは、徐々に変わって行きました。

開業前に多くの行政書士試験合格者や、現役行政書士の先生に会う機会があり、そのたびに、名刺交換をして、事務所の話を聞き、営業方法や、仕事の広がり方について聞きました。
家に帰ってからは、名刺にあったURLから、ホームページやブログ、FBページをたくさん見ました。

そこで思いました。

こじんまり始めたら、こじんまり終わってしまうんじゃないか。
それは、私の性格を考えて出した結論でもあります。

私はずっと、逆境や変化を味方にして、少しずつ結果を出すようなタイプなのだと思います。

「最初に大風呂敷を広げる。広げ過ぎだと思ったら、後で少し小さくすればいいじゃない」
これは、先日まで働いていた社長からいただいた言葉です。
おそらく私の性格を見て、言ってくれた言葉だと思います。

私は思い切って、独立と共に立地の良いところに事務所を借り、人が集まってくれるような落ち着いた内装にし、ロゴマークを作成してもらって看板も出し、ロゴマークのデザイナーに統一感のある名刺を作ってもらうことに決めました。
「固定費を抑える」という常識から、あえて外れようと決めました。

これはすべて、事業を大きくしたいという意気込みの現れで、お客様や知り合い、そして同業者の方々にも意気込みを分かっていただいて、たくさんの方とつながりながら、仕事を発展させていければと考えています。

大きな夢を語っていると、夢を持ちたい人間が集まってくるようで、ホームページの作成や事務所の内装については、一緒に考えたり、手伝ってくれたりする仲間が出来ました。
仕事のコラボなどを考えると、仲間の存在はとてもいい刺激になりますし、何より心強いです。

動いているうちに、自分が思っていなかった方向に進み出し、すべてが私を前向きな気持ちにしています。
今は夢を見て動き続けます。

おそらくこれが、開業準備中の醍醐味なのでしょう。

<原文そのまま>

では、どのようにこの想いに至ったのか、明日は退職日までに準備したことを具体的に書いて行きます!

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