行政書士開業準備のことを書こう その9仲間の存在

行政書士開業準備のことを書こう その9仲間の存在

行政書士という資格は、合格するとすぐに開業できる数少ないものです。
すぐに開業できるため、経験や実績がないままスタートする人が多く、多くの人が開業直後に途方に暮れます。
なぜなら、開業にはルールや正解がなく、何をしたらいいのか、自分で決めないといけないからです。

もちろん私も、開業直後に途方に暮れた一人です。
何とか開業3年目に、業界10%の年商1000万を達成しましたが、今考えると、数々の失敗の中で、安定した売上のつくり方を手に入れたおかげです。

今日はそんな私の開業当初の行動について、失敗談も含めお伝えします。
開業を迷っている方、開業して途方に暮れている方に、少しでもお役に立てると嬉しいです。

開業を手伝ってくれた仲間たち

行政書士事務所の開業のため、退職前後から動いていたましたが、ホームページの制作や事務所のLAN配線を手伝ってもらいながら、エンジニア2人と一緒に起業することも考えていました。

開業の前のブログには、次ように書いています。

実は今、行政書士事務所開設だけでなく、コンサル会社立ち上げのプロジェクトにも携わっています。
何て言うと大げさですが、簡単に言うと、仲間と一緒に仕事ができる環境が作れないかなと、考えています。

私が色々と前向きに話すせいか、現在二人の仲間が、だいぶやる気になってくれています。
二人とは、知り合ってもう8年になりますが、同じ会社に居ながら、まったく違う仕事を経験し、年齢も違うし、性別も違う、こだわりも違うという、一緒に事業を起こそうなんて、ついこの前まで考えたこともありませんでした。

ところが、それぞれに違う専門があると、1つの仕事を思いついた時に、それが2倍、3倍に広がって行くことに気づきました。

私としては、一人で開業となると、まずこじんまりとしか出来なかったでしょうし、売り上げ目標だって、甘くなっていたに違いありません。
人と話すときにも、
「こんな専門を持っている人たちと一緒にやろうと思っているんです!」
と言うと、
「へー、それだったら、こんなことも出来るんじゃないの?」
とか、
「それだったら、一緒にこんなことが出来そうだけどどう?」
など、話の広がり方が違って来ます。

そうやって、色々な人たちと一緒になってやって行く方が、仕事にもつながりそうですし、それが貴重な経験や経歴となって、自分の中に残りそうな気がします。

また、私の仲間は、士業についてはまったく知らないため、セミナーで聴いたことや、調べたこと、自分で考えたことを、言葉や文字で共有するようにしているのですが、そうすることで、自分の中でそれらの知識を反芻することになり、結局自分のためになるのです。
今日も、共有する情報として、先日の開業セミナーのまとめをしましたが、あやふやだった部分が明確になり、とてもいい時間になったと感じています。

周りを見ていても、友だちの司法書士と一緒に少しずつ仕事を始めています、とか、合格者同士で勉強して情報を共有しています、とか、前に進んでいる人には、仲間がいるような気がします。

個人的には、仲間の存在はとても心強く、仲間との起業はお勧めです!

<原文のまま>

この時はまだ、株式会社を作る意味までは考えていませんでしたが、いずれは会社を立ち上げようと少しずつ考え始めていました。
2014年に3人で会社を設立しますが、当初考えていたコンサルティング業務ではなく、私以外の2人のITエンジニアの会社となりました。
私も役員で参加していますが、運営サポートに携わるのみです。

私自身は2017年にひとり会社を立ち上げ、ひとり行政書士事務所とひとり会社の2本立てで活動しています。
最終的に、ひとりで自由に経営することに決めたことを追記しておきます。

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