行政書士開業準備のことを書こう その20電話線と格闘

行政書士開業準備のことを書こう その20電話線と格闘

行政書士という資格は、合格するとすぐに開業できる数少ないものです。
すぐに開業できるため、経験や実績がないままスタートする人が多く、多くの人が開業直後に途方に暮れます。
なぜなら、開業にはルールや正解がなく、何をしたらいいのか、自分で決めないといけないからです。

もちろん私も、開業直後に途方に暮れた一人です。
何とか開業3年目に、業界10%の年商1000万を達成しましたが、今考えると、数々の失敗の中で、安定した売上のつくり方を手に入れたおかげです。

今日はそんな私の開業当初の行動について、失敗談も含めお伝えします。
開業を迷っている方、開業して途方に暮れている方に、少しでもお役に立てると嬉しいです。

リノベハプニング一位は、電話線

事務所のリノベーションは、楽しくもあり、大変でもありました。
開業準備中のブログを読むと、本当に昨日のことのように情景が浮かんで来ますが、ハプニングの連続で、何よりも夏の一番暑い時期にエアコンが無い状態がずっと続いたことがきつかったです。

すべての作業に関わってくれた業者の方々にも、本当に申し訳なかったです。
皆さん汗だくで作業してくれました。

その甲斐あって、何とか9月の開業に漕ぎつけたのです。

この写真のスケルトン状態が、

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リノベーション後、こうなり、

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こちらの角度では、

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こうなったわけです。

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開業前から色々な方にお世話になり、今まで知らなかったことを知ることが出来ました。

それでは今日も、当時のブログから、ハプニング満載の一日の様子をご紹介します!

日の予定は、9時から電話工事が約1時間。
一旦自宅へ戻って試験勉強、12時にITスタッフたちと事務所へ集合し、13時から14時くらいで、応接セットの搬入。
その後、ランチ&ホームページの打合せの予定でしたが、最初の電話工事でハプニングがありました

リフォーム業者さんが、電話線だと言っていた線が、どうやら電話線ではなく、電話線はその線の先にあり、引っ張っても出て来ないところを見ると、天井で引っかかっているらしい、ということでした

実はそんな丁寧な説明は1つも受けることなく、工事に来た年輩の担当者が、
「何か聞いてないの?」
「他に線はないの?」
「上には何があるの?」
などと、ぶつぶつ言い、こちらが何かを聞くと、知らんぷりという状況でした。

ぶつぶつ言っていることをつなぎ合わせると、天井の中で引っかかっている電話線を引き出さないと、電話を開通することはできない、ということらしいのです。

その場所には私だけでなく、ITエンジニアの男性が一人いたのですが、
「どうする?看板取りやめる?」
などという話にもなり、場はちょっと深刻ムードとなりました。

というのも、すでに電話番号やFAX番号を入れた名刺データを作成してもらい、看板も、電話番号を入れて発注してしまっているからです。
これで電話が引けないとなったら、本当に大問題です。

それなのに、工事に来た担当者は、ぶつぶつ文句を言いながら、天井を開けて覗き出したり、関係ない線たちを引っ張ろうとしたりするので、場は徐々に険悪ムードになっていました。

そんなところへ、今度はまったく聞いていなかったブラインドの取り付け工事や、クロスの工事、エアコンのパネル工事が次から次へと入って来ます。

この職人さんたちも、
「今日は誰もいないから、鍵を開けて入って作業するようにって言われてるんだけど」
みたいなことを言い出すし、いったいどうなってるのよ!という状態でした。

確かに鍵は、暗証番号のついたボックスに入って、事務所のドアノブにかかっているので、リフォーム業者さんが暗証番号をおしえれば、誰でも入って来れる状態にはなっているのですが、今週は工事は入らないと聞いていたので、これって、ちょっとどうなんだろう、という気持ちにもなりました。

ブラインドもクロスも、職人さんたちがとてもいい方だったので、こちらも気持ち良く対応出来ましたが、電話工事のおじさんは、どうも受け入れがたく、、、。
そんな人たちが入り混じって、一時、ドタバタな状態となりました。

最後に残ったのは、当然電話工事で、やっと現状を説明し出したと思ったら、今度は、天井の中で、ランケーブルが切れていると言います。
電話線が引き出せず、ランケーブルは切れてる、、、
それって、前の入居者の嫌がらせとかでは?
そんな考えが浮かびました。

考えてみれば、エアコンがはずされているだけでなく、エアコンの動力まではずされていたわけで、ちょっと変な感じはします。
賃貸の事務所では、こういうことは当たり前なのでしょうか。

初事務所ということもあり、細かいチェックが出来ない自分がいますが、電気工事の人も、リフォーム業者さんも、実は工事をしながらも、この辺のことには気づかなかったわけです。
今後活かせるかは分かりませんが、いい勉強になりました。

結局、新しい電話線を通すことになったのですが、設置されている電話線につなげなければならないため、ワイヤーに新しい線をつなげ、天井を通して、電話のジャックを付ける口に引き出すという作業が必要で、それはもう大変そうで、何度か失敗して、最終的には、うちのエンジニアが引き出しました

本当に無事につながって良かったです!!
最後は、感じの悪いおじさんとも一体感が生まれ、感謝して送り出すことが出来ました。

何しろエアコンがない中なので、皆さんには冷たいお茶を出すことくらいしかできません。
暑い中での作業は、本当に申し訳ないです。

そんな中、午後からは問題なく応接ソファーが搬入されました。
これが思ったよりすんなり搬入され、品物自体も気に入ったので、ホッとしました。

その後、今度は東京電力さんです。
エアコンの動力工事が、どうやら終わったようです。
エアコン業者さんにも連絡を入れてくれるようなので、今週中に試運転が出来るかもしれません。
お盆休みでなければですが、、、。

まだまだ色々ありそうですが、その分、9月からはスムーズに事が運ぶことを祈ります。

暑い中、ホームページの打合せもしましたが、後は写真や記事など、コンテンツを充実させるだけのようです。
試験が終わったら、コンテンツの作成に集中します!

<原文のまま>

リノベーションを含め、しばらく使われていなかった物件を事務所として機能させるのは、本当に一苦労でした。

今ではすべてが懐かしく、良い想い出です。

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