行政書士悩み相談「お客様からお金がもらえません」
行政書士悩み相談「お客様からお金がもらえません」
本日、こんなつぶやきをしたところ、いつも以上に反応がありました。
そこで、少し掘り下げようと思います。
今週の集金完了。 「お客様からお金がもらえません」 という悩み相談を時々受けます。 お勧めしているのが、 最初の打合せで 契約書と見積書を渡すこと。 お金がどれくらいかかるか こちらから先に提示する。 意外とやっていない人が多いです。 お金をもらうまでが仕事
仕事をしたら対価をいただくのは当然のこと
お金って不思議です。
無くては生活できないものなのに、私たちはお金の勉強をほとんどしないまま大人になります。
それどころか、お金の話をするのは、まるで悪いことのようになっています。
特に日本人に、「お金=悪」の感覚があるのでしょうか。
開業する前はそれほど感じなかったのですが、開業後、お金の話がなかなか聞けないことに不安を感じました。
どうしたらお金が稼げるのか、みんな開業してどれくらいお金を稼いでいるのか、誰も教えてくれません。
自分で稼ぐ方法を見つけないといけないことが、開業して最初のつまずきポイントだったのかもしれません。
何とか軌道に乗って来ると、今度は開業した人から、開業の悩みを相談されるようになりました。
その中でも、「お客様からお金がもらえません。どうしたらいいですか?」という相談は少なくありません。
気持ちは分かります。
私も開業直後は、「これじゃ高いのかな?」「どのタイミングで料金を提示したらいいんだろう」と、悩んだものです。
相手がお金に困っているようだと、なおさらです。
だけど、それではやっていることが「仕事」ではなくなります。
「仕事」をしたら「対価」をいただくのは当然のことですし、「対価」をもらってこそ「仕事」になるのだと思います。
それではどうしたらスムーズにお金をもらえるのか、私のお勧めの方法をご紹介します。
お金をもらう魔法の言葉
私の知り合いに、何億も稼いでいる人がいます。
その人が言っていた言葉が、とても印象的でした。
「お金が欲しい時は、お金をくださいと言うのが一番効果があります。
同様に、仕事が欲しい時は、仕事をくださいと言うのが効果的ですよ!」
さすがに何もしていないのに「お金をください」とは言えないですが、例えばこんな使い方をしたことがあります。
「YouTubeに動画をあげてます。よかったらチャンネル登録してください!」
これをtwitterでつぶやいたところ、すぐに何人かの方がチャンネル登録してくれました。
もちろん、まったく知らない方です。
「〇〇してください」とお願いするのは、効果的だなと実感しました。
仕事をしたのですから、「料金は〇〇円です。××日までにお振込みください」と言えば、たいていの場合、振り込んでもらえるはずです。
お金の話は一番はじめにする
とは言え、おそらく悩んでいる方は、「料金は〇〇円です。××日までにお振込みください」が言えない人なのでしょう。
そんな方に私がお勧めしたい方法は、お金の話は最初にすることです。
実際、私が行っていることですが、お仕事の相談をもらった時に、最初にするのが次の2つです。
- 見積書をお渡しする
- 業務委任契約書を作成する
見積書については、相談の時点で必ずお渡ししています。
パンフレットを用意している業務については、そちらも渡します。
もちろん、パンフレットには、料金も印刷してあります。
「お願いしたい」と言われたら、業務委任契約書もお渡しします。
こちらは、その場で印鑑を押してもらうこともありますが、大半は持ち帰っていただくか、後ほど郵送します。
一度、本当にお金をかけてまでお願いしたいのかを考えてほしいからです。
返信用封筒も一緒にお渡しし、署名押印後、送り返していただきます。
私が仕事に取り掛かるのは、業務委任契約書が返送されてからです。
また、業務期間が3ヶ月、6ヶ月のように長い場合は、前受金や着手金をいただくこともあります。
この方法なら、まずお金をいただけないことはないでしょう。
私は開業7年目になりますが、お客様からお金をもらえなかった経験は一度もありません。
おそらく、最初にお金の話をするからじゃないかと思っています。
もし、お金がもらえないと悩む人がいたら、ぜひこの方法を実践してみてください。