行政書士開業準備のことを書こう その6ブログを始める

行政書士開業準備のことを書こう その6ブログを始める

行政書士という資格は、合格するとすぐに開業できる数少ないものです。
すぐに開業できるため、経験や実績がないままスタートする人が多く、多くの人が開業直後に途方に暮れます。
なぜなら、開業にはルールや正解がなく、何をしたらいいのか、自分で決めないといけないからです。

もちろん私も、開業直後に途方に暮れた一人です。
何とか開業3年目に、業界10%の年商1000万を達成しましたが、今考えると、数々の失敗の中で、安定した売上のつくり方を手に入れたおかげです。

今日はそんな私の開業当初の行動について、失敗談も含めお伝えします。
開業を迷っている方、開業して途方に暮れている方に、少しでもお役に立てると嬉しいです。

退職後にブログを開始

2013年6月30日に退職した私は、早速、7月1日からブログを開始しました。
退職したらブログを毎日書くことは、5月くらいから決めていました。

毎日書くことがなぜ重要か、その時はまだ本当の意味を知りませんでしたが。

2013年7月1日に、私は「こんな行政書士になりたい」というタイトルで、次の記事を書いています。
今読み返すと、恥ずかしい気持ちしかありませんが、これが開業当初のありのままの私の文章です。

私には、お手本にしたい行政書士の先生が何人もいます。
これはとても幸せなことだと思います。

というのも、「こんな行政書士になりたい!」という理想なしでは、自分の進む道が決められないと思うからです。

私は学生時代、国語の教師になりたいと思っていました。
教育実習も終え、教員免許も取得しましたが、結局、採用試験の手前で断念し、一般企業への就職活動に切り換えました。

どうして教師への道を断念したのか。
それは、大学の教授のこんな言葉がきっかけでした。

「今までの人生の中で、理想の教師に出会っていない人は、教師の道は諦めた方がいい」

つまり、理想の教師を知らない人は、理想的な教師にはなれないと言うのです。
私は今まで出会った教師を思い浮かべましたが、どの教師も理想とは言えませんでした。
教育実習で経験したことも、理想からはかけ離れたことばかりでした。

まだ学生でしたから、考えが足りない部分もたくさんあったと思いますが、「こうなりたい」「こんなことをしてみたい」と思えることがないとなると、教授の言う通り、教師の道は諦めた方がいいと、その時私は結論づけたのです。

最初に「お手本にしたい行政書士の先生が何人もいます」と書きましたが、つまり今は、自分の中に「理想の行政書士像」がいくつかあって、それに向かうためには何をしたらいいのか、それに近づくために必要な勉強は何なのか、そうやって、具体的なイメージをもって、具体的なプランを立てることができます。

それならばやってみよう!
これが今回の結論です。

さて、それではどんな行政書士を目指しているのか。
私が取り組みたいと思っている事業は、大きく分けて2つです。

1つは、中小企業支援(許認可、事業提案、資金調達、人材育成、第2創業等)。
まだまだ勉強不足ではありますが、色々な情報を収集し、タイムリーな提案が出来る行政書士を目指します。
FBページやHPを使った情報発信についても、経験に基づいた具体的な提案をして行きたいと考えています。

2つ目は、高齢化社会に向けた、活き活きと過ごせる時間の提案です。
エンディングノートの作成については、ひそかなブームとなっていますが、遺言作成のルールを勉強しながら、今までの人生を振り返り、家族とのつながりを再確認するなど、心豊かに過ごせる時間を提供できればと考えています。

2つとも、社会貢献、地域貢献につながれば幸いです。

<原文のまま>

文章自体は、書き直したいところが多々ありますが、実は、この想いはぶれることなく、今とそれほど変わりなく、その点は少し驚きを感じます。
こんな想いから、私の2ヶ月間の開業準備はスタートしました。

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