行政書士開業準備のことを書こう その7行政書士会登録
行政書士開業準備のことを書こう その7行政書士会登録
行政書士という資格は、合格するとすぐに開業できる数少ないものです。
すぐに開業できるため、経験や実績がないままスタートする人が多く、多くの人が開業直後に途方に暮れます。
なぜなら、開業にはルールや正解がなく、何をしたらいいのか、自分で決めないといけないからです。
もちろん私も、開業直後に途方に暮れた一人です。
何とか開業3年目に、業界10%の年商1000万を達成しましたが、今考えると、数々の失敗の中で、安定した売上のつくり方を手に入れたおかげです。
今日はそんな私の開業当初の行動について、失敗談も含めお伝えします。
開業を迷っている方、開業して途方に暮れている方に、少しでもお役に立てると嬉しいです。
行政書士会へ登録の日
開業準備で一番大きなイベントは、行政書士会への登録ではないでしょうか?
登録の日の出来事について、私は次のようにブログに書いています。
2013年7月4日のことです。
横浜の産業貿易センタービルには何度か行ったことがあるのですが、まだまだ横浜には慣れず、下調べをしっかりしてから出かけました。
最近はみなとみらい線が出来たおかげで、桜木町や関内から山下公園方向にひたすら歩く機会も減り、だいたいの建物に、駅から少し行っただけで到着します。さて、神奈川行政書士会は、日本大通り駅から数分のところにある産業貿易センタービルの7階になります。
先に、隣りの馬車道駅の目の前にある横浜法務局7階で、「登記されていないことの証明書」を取りました。
自分が後見、保佐を受けていないことの証明書です。この証明書、神奈川行政書士会のホームページからダウンロードした申請書と、神奈川行政書士会の説明会(3月下旬開催)でいただいた申請書では、必要な収入印紙の金額が違っていました。
念のため高い方の400円を郵便局で購入して行ったのですが、正解はホームページに掲載された申請書に書かれていた300円でした。400円の収入印紙を買ってしまったことを伝えると、100円放棄すれば、そのまま使えます、とのこと。
放棄する、という考え方は意外でしたが、時間の節約になるので100円は放棄し、400円の収入印紙を使いました。無事、証明書が取れたので、一旦、近くのコンビニで証明書を1部コピーし、産業貿易センタービルに向かいました。
登録に必要な書類は、すべて2部ずつ必要なため、昨日取った住民票、戸籍抄本、身分証明書、建物登記簿謄本はすべてコピーし、事務所の賃貸借契約書のコピーも2部コピー、行政書士試験の合格証も2部コピーします。
賃貸契約書と合格証は本紙も必要ということでしたが、確認されたのは、合格証のみでした。他には、登録申請書、履歴書、誓約書、入会申込書。入会申込書以外は、すべて2部必要で、押印が要ります。
写真は3.0×2.5が6枚必要です。うち2枚は、履歴書に貼り付けます。
(おそらく1枚は、会員証に使われると思います)書類のチェックを担当の方にしていただき、3万円の収入印紙、入会金15万円、登録手数料2万5千円を支払い終了です。
私は職印もお願いしてきました。これは、登録後、月末に開催される登録証交付式でいただけるようです。
このときに、月6400円の会費も支払います。開業当時のお話を聞く機会が何度かありましたが、どの先生も、開業にはお金がかかるから、多少の貯金がないとキツイと話していました。
いくら必要か?という質問には、100万くらいあるといいと思うけど、すぐになくなる、という答えが多かったです。私のように、最初から事務所を借りて、となると、100万ではとても足りません。
どのように開始するかで、必要な金額も変わってくると思います。とりあえず、登録だけで30万円くらいはかかります。(神奈川の場合)
念のため、8月の登録になりそうか聞いてみました。問題なく通れば、大丈夫だと思います、という返答でしたので、あとは登録の通知を待とうと思います。
<原文のまま>
神奈川県の書士会費は私の時は15万でしたが、今は東京と同じ25万のはずです。
月々の会費は6200円です。
こういった1つ1つの開業準備があの頃はドキドキでした。
そして、まだ事務所もスケルトンの状態でした。